松浦市議会 > 2022-09-01 >
令和4年9月定例会(第2号) 名簿
令和4年9月定例会(第3号) 名簿
令和4年9月定例会(第2号) 本文
令和4年9月定例会(第4号) 本文
令和4年9月定例会(第4号) 本文
令和4年9月定例会(第4号) 名簿
令和4年9月定例会(第2号) 名簿
令和4年9月定例会(第3号) 本文
令和4年9月定例会(第3号) 本文
令和4年9月定例会(第2号) 本文
令和4年9月定例会(第4号) 名簿
令和4年9月定例会(第5号) 本文
令和4年9月定例会(第5号) 本文
令和4年9月定例会(第5号) 名簿
令和4年9月定例会(第3号) 名簿
令和4年9月定例会(第6号) 名簿
令和4年9月定例会(第5号) 名簿
令和4年9月定例会(第6号) 本文
令和4年9月定例会(第6号) 本文
令和4年9月定例会(第6号) 名簿
令和4年9月定例会 目次
令和4年9月定例会(第1号) 名簿
令和4年9月定例会 通告表
令和4年9月定例会 通告表
令和4年9月定例会 処理結果
令和4年9月定例会(第1号) 本文
令和4年9月定例会(第1号) 本文
令和4年9月定例会(第1号) 名簿
令和4年9月定例会 処理結果
令和4年9月定例会 会期日程表
令和4年9月定例会 会期日程表
令和4年9月定例会 目次

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  1. 松浦市議会 2022-09-01
    令和4年9月定例会(第2号) 本文


    取得元: 松浦市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-10
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1        午前10時 開議 ◯ 議長(谷口一星君)  おはようございます。  出席議員は全員であります。  これより議事日程第2号により本日の会議を開きます。  日程第1 市政一般質問 を行います。  事前に配付しておりました質問通告表によりまして順次登壇を願いますが、ここで念のため申し上げます。  登壇順位につきましては、  1番・中塚議員    2番・崎田議員  3番・大橋議員    4番・吉岡議員  5番・鈴立議員    6番・徳田議員  7番・宮本議員    8番・武部周清議員  9番・川下議員    10番・和田議員  11番・金井田議員   12番・神田議員  13番・志水議員  以上の順序となっております。  今回の質問者の質問方法は、全員一問一答方式となっております。  質問要領につきましては、質問時間は答弁を含めて1人60分以内とし、関連質問は、本質問者と同一会派に属する議員にのみ認めるものとし、本質問者の持ち時間の範囲内で、1人当たり5分以内、今会期中1回限りとなっております。  また、関連質問は、本質問者の質問要旨に直接かつ具体的に関連のあるもののみ許可することといたしております。
     発言に当たっては、初めに関連する事項を明確に指摘されますようお願いいたします。  それでは、質問順位に従い、11番・中塚議員の登壇を願います。  (中塚議員 一般質問席 登壇)(拍手) 2 ◯ 11番(中塚祐介君)  おはようございます。  3回目にしてトップバッターの重責を、くじ引きですけど、担わせていただきました。大谷翔平さんだったらここでホームランでしょうが、私の場合は何といいましょうか、四球ぐらい、フォアボールぐらいを狙って頑張りたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  それでは早速、質問に入らせていただきます。  まず初めに、行政対象暴力について。  行政対象暴力の定義、それから、松浦市においての制度導入はあっているのかいないのか、あっていたとしたならばいつからか。そして、松浦市でこれまでこの行政対象暴力者として指定をしたことがあるか。氏名までは要りませんが、あったとしたならばいつ、また、人数とその対象理由について一括で質問いたしますので、答弁をお願いします。 3 ◯ 総務課長(山田一洋君)  まず、行政対象暴力の定義についてでございますが、このことにつきましては法律等に明確な規定はございませんが、例えば、国家公安委員会が指定する全国暴力追放運動推進センターにおいては「暴力団等又は右翼が、不正な利益を得る目的で、国や地方公共団体等の行政機関又はその職員を対象として行う違法又は不当な行為」とされております。  それから、行政対象暴力に対する本市における制度の導入についてでございますが、このことにつきましては、平成15年頃から全国的に暴力団が不正な利益を得る目的で、地方公共団体等の行政機関またはその職員を対象として行う違法または不正な行為が一段と顕著に見られるようになったことから、全国の地方公共団体においては、暴力団等の不当要求等に対して組織的な対応を規定する条例等の制定が進められました。  このことから、旧松浦市において行政対象暴力を含めた不当要求行為等に関する防止及び対策を規定した松浦市不当要求行為等の防止及び対策に関する要綱を平成15年9月1日に制定し、新市においても新市施行と同時に同要綱を制定いたしております。  それから、本市におけるこれまでの行政対象暴力者の人数等についてでございますが、行政対象暴力に対する防止及び対策につきましては、先ほどから御答弁いたしましたとおり、松浦市不当要求行為等の防止及び対策に関する要綱を規定しているところでございます。過去10年間で申しますと、この要綱に基づいて対応した案件はございませんので、お尋ねがございました行政対象暴力者として把握している者はいないということでございます。  以上でございます。 4 ◯ 11番(中塚祐介君)  よく分かりました。  続きまして、平成30年5月22日に松浦市長、友田市長が就任されて直後──すみません、議長、今日は裁判書類とか、これまで出てきた文書について質問しますので、固有名詞、いわゆる個人名とか全部出します。もしその方々が名誉を毀損されたとか御判断なされば、いつでも訴えていただく覚悟でやってまいりますので、お止めにならないようにお願いします。 5 ◯ 議長(谷口一星君)  常識の範囲内でお願いします。それだけは申し上げておきます。 6 ◯ 11番(中塚祐介君)  常識の範囲内ですね、そこはわきまえておりますので、あんまり御心配なく。  松浦市市長友田吉泰殿ということで要望書がお一人と、それから、お二方連名という2通届いたと思います。それについての取扱い、私はこれまで何の返答もないんだよと、これについて面会を求めても会ってももらえなかったんだよと、こういう話を聞いてきたんですね。じゃ、これはやっぱり何らかの理由がおありだろうから、もしかしたら行政対象暴力にあなたも私もなっているんじゃないかな、そういう思いもあって、いわゆる行政対象暴力から入りました。  ついては、この取扱いについて今日まで何の対応もなされていないのは、いかがな理由でしょうか。 7 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  おはようございます。  中塚議員の御質問にお答えいたします。  平成30年5月22日付で市長宛てに提出されましたつばき荘裁判に関係する要望書2通につきましては、別件で面談の申入れがあり、お会いした際に提出をされ、それを受付したところでございます。  この要望書に書かれております裁判につきましては、平成27年7月29日に福岡高裁の判決が言い渡され確定しましたので、松浦市といたしましては判決を重く受け止め、確定判決による損害賠償義務等の履行を完了したとの見解であったため、御意見として受け止めておりました。  その後、平成31年2月18日に要望書の提出者であられる一部の方が来庁され、要望書の回答についてお尋ねがございましたので、本件の内容を熟知している担当職員から、先ほど答弁いたしました内容と同じになりますけれども、確定判決による義務は履行を完了したとの見解であったため、そのことを直接お二人にお伝えしたところでございます。(降壇) 8 ◯ 11番(中塚祐介君)  分かりました。  ただ、扱い方として、いまだにその方々が何の返答もないとおっしゃっている、こういうことについては双方行き違いがあるのかもしれません。市長が今言われたように、時系列的にもきちっと答弁されましたので、そこら辺はまた確認を私のほうでしてみたいと思います。  ただ、やはり李下に冠を正さず、誠意ある対応をしていただきたいなと、このように思うところです。  では続いて、多額税金の無駄遣いと違法行為のつばき荘問題について入ります。  平成30年第4回定例会において、安江前議員の国家賠償法1条2項による第三者委員会設置を求める質問に対し、友田市長は、今の答弁ですね、「平成27年7月に福岡高裁から判決がありました国民宿舎つば荘設計業者選定に係る損害賠償請求事件につきましては、前市長が、平成27年第3回定例会の議会の場において、「私はこの判決結果を真摯に受けとめ、ここに改めて関係者を初め、市議会、市民の皆様に御迷惑、御心配をおかけしたことにつきまして、心からおわびを申し上げます。」と謝罪されています。また、市政をあずかる最高責任者として道義的責任を明らかにされたと理解しております。そして、判決を受けて、プロポーザル方式の手続等に関する基本方針を策定するなど、再発防止策を講じ、同種の事業等について疑念が持たれることがないよう今現在も努めており、以降、問題となるような事案も発生しておりません。それらを踏まえ、同種の事案が発生しないよう適切な市政運営に当たること、それが、判決が終結した後に新しく市長になった私の役割であると認識しておりますので、これが私の今の考えでございます」と答弁がされていますが、この答弁について今も変わりはありませんか。 9 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  今、議員のほうから平成30年12月定例会での私の答弁を御紹介いただきました。私の考えはそれから変わっておりません。(降壇) 10 ◯ 11番(中塚祐介君)  友田市長の答弁に対し、原告の池水英比古氏ですね、福岡高等裁判所の判決は国家賠償法第1条による賠償金の支払命令であり、国家賠償法1条1項は「国又は公共団体の公権力の行使に当る公務員が、その職務を行うについて、故意又は過失によって違法に他人に損害を与えたときは、国又は公共団体が、これを賠償する責に任ずる。」と池水さんはおっしゃった。  2項、「前項の場合において、公務員に故意又は重大な過失があつたときは、国又は公共団体は、その公務員に対して求償権を有する。」とあります。求償権とは、税金から支払った賠償金を故意に違法行為した職員に支払いを求めることができる権利のことです。これはとりもなおさず、行政の権利だけども市民の権利です。  友広前市長の謝罪は、国家賠償法2項の検証を行わず、不正を行った職員及び市長にとって都合がいいように過失として自己判断したものであり、法的根拠がありません。また、第三者委員会を設置すると故意であることが判明することから第三者委員会を拒むもので、審査委員や事務局として参加した課長や係長が関与し、市民代表として参加した民間審査委員会に対し虚偽の説明をするという行政組織による不正を友広前市長が隠蔽するという前代未聞の事件を再び隠蔽した。  さらに、当時の友広市長、橋口副市長、宮原総務課長は、安江前議員の質問に対し、裁判中は係争中を理由に何も答えず、裁判に負けた後は市の職員が虚偽を申したというふうには認識していないと開き直って判決理由を否定するなど、相変わらず往生際の悪さが露呈した答弁に反省の色はみじんも感じられず、友広前市長の議会での謝罪は原告として全く受け入れられるものではなく、最後に真相が解明されずにつくられた再発防止策は、まさに絵に描いた餅にすぎないと申し上げますとの原告、池水氏からのメッセージです。  さて、これから概要について入っていきます。  裁判資料、乙第49号証の2、第2回国民宿舎つば荘設計業務委託料事業者選定委員会事件ですね。平成21年3月5日に行われた第2回国民宿舎つば荘設計業務委託事業を選定する委員会の会議録により、事務局である水産商工観光課岡係長及び──これも当時です──都市計画課辻田係長の発言。岡係長、「ただいまから審査に入っていただくわけでございますが、重要な発表がございます。前回のヒアリングにおいて斜面に建てるという池水チーム案が実際に斜面に建てられるのかという疑問が出てまいりましたものですから、県の担当課のほうに確認しておりました。最終的には図面を県北振興局の丈下係長、さらには県の自然環境課岡田課長補佐に見ていただき、さらには現況の写真等も全て送付させていただいた上で、自然公園法上適合するか確認させていただきました。昨日の午後、回答をいただきまして、池水チーム案自然公園法施行規則第1条に該当しないといいますか、許可が得られない施設であることが判明いたしました。また、一番重要なことが判明したものですから、公正・公平性を保つという意味で、庁内でも一切このことはどなたにも報告いたしておりませんといいますか、審査委員長である副市長にだけ御報告させていただきまして、ほかは全く口外しておりません」と説明しています。さらには、「原則的には使用傾斜地には、原則的には傾斜地には全く扱えない。もちろん、そこに建物を建てたり、ひさしですとかデッキとかを張り出したりということ自体が全くできないということが判明いたしました」と報告しています。  この報告を受けて、同じく事務局の都市計画課辻田係長は、「技術評価の業務実績の方針、提案の的確性、事業費の妥当性、これについてはこの案では実現しないわけですから、評点はゼロということになるのではないかと思います」と提案しています。  その結果、池水チーム案は採点評価5項目のうち、1、業務実施方針、2、提案の的確性、3、事業費の妥当性の3項目についてはゼロ点、4、規模選定の根拠、取組意欲の2項目については採点を行うことで審査されています。参加業者は2業者であり、審査をするまでもなく結果は決まってしまいました。  裁判資料、平成25年7月23日、福岡地方裁判所で行われた証人調書、いわゆる当時、県北振興局丈下係長住山裁判官の質問に対して15ページから16ページ、永井裁判官の質問に対して17ページ、当時、自然環境課岡田課長補佐原告弁護士の質問に対して8ページ、9ページ、10ページ、13ページ、14ページ、住山裁判官の質問に対して16ページ、17ページ、平成26年10月28日、福岡地方裁判所の判決、判決文は21ページから22ページ、以上の判決は25ページとなっております。  自然公園法の判断基準は県の専権事項であり、県職員の2人はいずれも申請が出されていないプロポーザル段階で判断することはできないと証言しています。このことは有識者、建築設計者、建築課、行政職員などであれば誰でも知っていることであり、外部有識者、松浦市以外が審査委員の中に含まれていたならば、岡係長は虚偽報告ができなかったことでしょう。  ちなみに、プロポーザル方式コンペ方式は、公正を担保するために必ず外部有識者、この場合だと建築の専門家が審査委員長を務めることが多く、少なくとも審査委員に入るのは常識です。  松浦市でも過去にプロポーザル方式で行われた志佐小学校や蛭子崎団地は、県から建築課課長審査委員長または審査委員として参加しています。また、コンペ方式で行われた辻の尾団地は、長崎総合科学大学建築学科教授が審査員長として参加していました。  つばき荘のプロポーザルでは、有識者として審査委員に都市計画課の宝亀課長が事務局に、都市計画課の辻田係長が参加しており、当然、プロポーザル時点建築基準法自然公園法の判断はされることはないと知っております。ところが、いずれも岡係長の虚偽報告を疑うこともなく同調しており、3人がこの事件に共謀していたことを物語っております。  また、審査員の構成について、つばき荘プロポーザル実施要綱には、13、プロポーザル審査方法として、「選定に関わる審査は、外部の有識者を含めた審査員により組織された選定委員会が行う」となっています。  また、提出書類部数は12部となっており、このときのプロポーザルに用意された部数が12部となっており、事前の説明会では審査委員用が11部、事務局用は1部、計12部と説明があっていました。ところが、プロポーザルの当日、審査委員は市職員4人、民間建設検討委員3人、計7人で市職員が多い構成となっておりました。さらには外部有識者が除外されていました。また、審査委員の変更を参加者に知らせていません。したがって、市職員の審査委員及び事務局が共同で民間審査委員建設検討委員会へ、事前にあっていた委員会です。虚偽の報告をしたことが明らかであります。  岡係長の証人調書では、審査委員の変更、審査委員数の変更を示唆する発言もあっております。プロポーザル選定委員会日程の変更、平成21年2月27日に行われた設計業務委託事業者選定委員会が終了後、2回目の選定委員会を行うことが審査委員長より提案があり、再度、平成21年3月5日に選定委員会が行われることが決定された。プロポーザルやコンペの選定委員会において、このようなことが行われることは絶対にあり得ません。恐らく自然公園法違反を正当化するため、2回目の選定委員会が必要となったと思料されます。  国民宿舎つばき荘問題とは、平成23年、国民宿舎つばき荘の建て替えに伴い、これは合併前から地元の皆さん方からの、また旧町時代からの計画があっていた。設計者を選定するプロポーザル審査委員会で複数の職員による不正が行われた問題です。設計者を選定する方法は一般的に金額の多寡による入札が行われますが、そのほかに、このプロポーザル方式コンペ方式があります。いずれの方式も金額の多寡で決める入札とは違い、設計料は事前に決定されており、言わば随意契約です。つばき荘のプロポーザルには1者が辞退、2者が応募し、提案に対するプレゼンテーションが行われた後の審査委員会で問題が発生しました。審査委員は審査委員会を含め、市職員4人、市民代表の建設検討委員が3人、計7名で行われました。審査終了後、市民代表の審査委員から審査に納得がいかないと原告チームに連絡があり、すなわち、原告チームから市長に異議申立てが行われましたが、市長は異議を認めず──ここは一旦認めたんですよ。当時、私は議長をしていた。これはいかんと、しっかりやり直させるからと私の目の前で約束したにもかかわらず、翌日からひっくり返っていました。いわゆる新市長は異議を認めず、審査委員会の決定どおりに契約を行いました。  当時、私は議長をしていましたが、原告チーム、これは市内3者の共同企業体から相談があり、議会に陳情することを進言いたしました。その後、平成23年6月、議会に真相究明の陳情が提出されましたが、不採択となりました。そのとき、その不採択に真っ向から反対討論をされたのが当時の友田市議会議員です。覚えていらっしゃいますよね。  また、福島での建設検討委員4人、これは福島在住の方。うち2人が審査委員になられましたが、また、この人たちからも原告チーム案で建設を要望する陳情書が提出されましたが、これも不採択となりました。  平成24年10月、設計企業体の代表、池水英比古氏が松浦市を相手に提訴、平成26年1月29日、調停に代わる決定、平成26年10月28日、福岡地方裁判所、松浦市敗訴の判決。この時点ではいずれも松浦市は受け入れず福岡高等裁判所に控訴、平成27年7月29日、福岡高等裁判所により松浦市控訴を棄却、国家賠償法第1条による賠償金109万2,405円の支払命令の判決が出ました。  その後、安江前議員から、賠償金は法律、国家賠償法第1条第2項に基づき検証を行い、不正を行った者が支払うべきだと追及されると、当時の友広市長、副市長、総務課長は一転、職員は適正に業務を行ったとして判決理由を否定。安江前議員は、つばき荘問題について平成25年から平成30年にわたって17回一般質問をされています。裁判中は係争中を理由にほとんど何も答えず、判決後、橋口前副市長は、私ども市の職員が虚偽を申したというふうには認識しておりません、これは平成27年第4回定例会です。友広前市長答弁並びに宮原前総務課長答弁、平成28年第2回定例会において判決理由をさらに否定。  このつばき荘の問題点、つばき荘プロポーザル指名型プロポーザルで5者が指名されましたが、なぜか協力事業所として大手事務所のアドバイザーをつけることが条件となっていました。  ところが、裁判をして分かったことは、当事案のプレゼンテーション大手事務所が行っており、いわゆる当選案ですね、採択されたほうの案、この案は大手事務所が行っており、指名されたはずの山本設計事務所は、大手事務所、株式会社大建設計事務所に丸投げしていたことが判明しております。これでは指名の意味がなく、つばき荘のプロポーザルは行政と山本設計が共謀して行われたものと言わざるを得ない。したがって、つばき荘問題は、設計者への裏切りばかりでなく、市民代表としてつばき荘の基本構想や基本計画を作成するため、平成19年から平成20年11月にわたり8回検討会を重ね、審査委員として参加された建設検討委員会の皆様、ひいては市民への裏切りであります。  さて、賠償金についてですけれども、松浦市は敗訴した結果、賠償金109万2,405円、直接経費、旅費、委託料、使用料及び賃借料として172万5,202円、間接経費として人件費約172万5,000円、合計約454万2,607円を税金から支出しております。以上の税金は、職員の行為が過失であれば税金から支出が認められていますが、この裁判結果では、故意または重大な過失の場合は不正を行った者に請求できることが国家賠償法1条2項で定められているわけです。  ちなみに、原告は賠償金約109万円を受け取ってはいますが、裁判費用の不足分、少なくとも400万円を超えるものと思われます。他方、不正を行った職員は裁判費用約454万円全額が税金から支払われている。要は、そのときに関与して虚偽証言までした職員が何の痛みもなくということです。  松浦市は、職員は適正に業務を行ったとする自己判断ではなく、福岡高等裁判所の判決に従って、今からでも遅くありません、第三者委員会を設置して改めて真相究明を図るべきであると、このように私は思います。  さて、ここで質問です。  市長は、原告からのメッセージ及び今私がるる申し上げた松浦市が敗訴した国民宿舎つば荘設計業者選定に係る損害賠償請求事件の裁判記録に基づく概況を聞いて、市長答弁を改める気持ちになられましたか。 11 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  まず、今、議員のほうから裁判の争点等についての話がありました。そういった争点が様々ある中で、福岡地裁、そして高等裁判所の判決が出ております。この判決を松浦市としては真摯に受け止めて対応してきているところでございまして、今先ほど申しましたとおり、そのための対応策等についても取ってきているという認識を取っておりますので、現時点で今お話をいただいて考えを改めるというものではございません。(降壇) 12 ◯ 11番(中塚祐介君)  いや、これね、通告をして聞き取るという、本来やらなくていい聞き取りということを我々は今やっているわけですが、そこに今度の質疑については裁判記録に基づいて質問いたしますよと、ついては市長にも、目は通されていることだろうけれども、もう一度しっかり目を通していただくように、このように聞き取りの段階で要請をしていたわけですけれども、これだけの部分を見て、聞かれて、裁判記録を読まれて、松浦市として、いわゆるこれまでの答弁について是とするのであれば、これは大変なことですよ。  では、先に進んでいきます。  市長、ところで、この裁判記録を読んで、当時の市の職員が明快にプロポーザル選定に偽の、いわゆるねじ曲げた報告をして選定を誤らせた、このことについては認められますか。 13 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  この被告職員による──これは松浦市職員です。松浦市職員による不適正かつ誤った説明の違法性についてということで、これは裁判の想定(1)、(イ)の中で裁判所の判断が出ております。この裁判の判断は、被告職員には審査委員らに対し重要事項について正確な説明をし、本件プロポーザルの審査の適正さを確保すべき義務があったところ、上記のとおり──前段に説明があるんですが、重要事項について不適正かつ誤った説明をした被告職員の行為は上記義務に違反したと言える。したがって、被告職員が上記の説明をしたことは違法であるという判決が出ております。このことを市といたしましては真摯に受け止めているわけでありますから、この点は認めているということでございます。(降壇) 14 ◯ 11番(中塚祐介君)  市長がおられたときのことじゃないわけで、前市長の答弁なり、ここでやってきた前の副市長や前の総務課長が答弁してきたことを踏んでいけばという思いがあられるのかもしれないけど、紛れもなく間違ったことをやっていますよね、当時の職員が。市長は先ほどからこれに対しての言及が全くない。再発防止策ちゃんとやっておりますと、その後こんな事案は起きていませんのでと、こうおっしゃるけれども、全く片手落ちなことを、市長、今やっているんじゃないですか。  というのは、このときの職員関与については何の処分もしていない。これは処分すれば市長まで首が飛んだ話かもしれません。自ら引責辞任なりされるべきことだったでしょう。しかし、今、市長は、今年の初めから起こったある支所の使い込みにおいては、約177万円使い込んだとして、即刻、懲戒免職処分に処されているじゃないですか。まさに是々非々、やっていいこと悪いことはしっかりけじめは、ここではつけるけど前に遡ってはしない、こういう考えですか。 15 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  本件につきましては、当時、公務員に対する求償権については国家賠償法第1条第2項に、「公務員に故意又は重大な過失があつたとき」とされておりまして、本件に係る判決では故意または重大な過失については述べられていないということから求償権は有しないと当時判断されておりまして、そのことを私も踏襲をしているところでございます。(降壇) 16 ◯ 11番(中塚祐介君)  見事な逃げの答弁ですね。さすが友田さんです。  結果的に、きちっとこのときに友広前市長が方向性を元に戻して、新たな形でつばき荘をやり直されていたならば、結果論かもしれませんけれども、このとき関与して間違えたまんま事業が進んでいった。その結果、十数年を経て、そのときの予算は特別過疎債の6億円がついたと思います。その後、追加予算で1億数千万円、工事費だけで7億何ぼかかっておる。その後の十数年ほとんどが、毎年赤字を続けて10億円以上は無駄な税金が費やされていた、そのように私は認識するんですね。その部分で、この事件が勃発したときにきちっとそのときの市長がやっていれば、この人たちの、このときに関与した職員の罪もどうだったでしょう。私が言いたいのは、この前、使い込みをした177万円と、このつばき荘に関わる松浦市民が与えられた損害、この比較をどう考えていらっしゃるか、そこを私はお聞きしたい。 17 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  先ほど裁判での結果を申し上げましたけれども、裁判の経過の中で、こうすべきであったということについて、していないということは認めていますし、不正確な説明であったということは認めています。一方で、その罪と今回の職員の懲戒免職処分についてどう考えているかということでございますが、懲戒処分については明らかに住民の皆様方から集めた共益費等々を自ら私的に流用をしたとか、そして、本来、正しい手続で入居させるべき住民の方を勝手に入居させ、そして、そういった方々から家賃を取り、それを着服していたとか、こういった明らかな犯罪行為があったわけでありまして、これは公務員として認められないということで懲戒処分を行ったところでございます。  一方で、職員に対する請求権については、先ほど申し述べましたとおり、重大な過失ということではないという判断の中で処分を行っていないということでありまして、明らかにこの点は相違していると、このように思っています。(降壇) 18 ◯ 11番(中塚祐介君)  そこなんですよね。重大な過失であったか。この裁判記録を見ても、私が関わった部分で振り返ってみても、これは故意ですよ。間違いなく故意に県から聞いた情報をねじ曲げて、真逆のことを言って、審査委員を、いわゆるだまくらかして山本案が決定するような方向に導いたんですよね。ここの部分を言っているんです。でも、こういうところを裁判記録を逆手に取ったり何じゃかんじゃして、今、市長は職員をかばうようなことをおっしゃっているけれども、こういうところが残るからこの問題はまだ解決できない。だから、今からでも第三者委員会を設置して、ただし、第三者委員会も行政が入ったりしないで、本当に専門的に判断のできる人たちに構成していただいてきちっとした証明をなさったらいかがかと思うんですよ。これから改めて第三者委員会を立ち上げて再調査をする意思はありませんか。 19 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  本件につきましては、先ほども御答弁申し上げましたとおり、平成27年7月29日の福岡高等裁判所からの判決を受けまして、前市長である友広市長は、判決結果を真摯に受け止め、原告を含む関係者をはじめ、市議会、市民の皆様に、市民の代表である議会の場において謝罪をされております。  また、道義的責任ということで、平成27年10月から12月までの給与の10%減額と、これに伴う同年12月期末手当も減額され、その道義的責任を明らかにされています。  また、再発防止策として、平成27年12月1日にプロポーザル方式の手続に関する基本方針を定められたところでございまして、私といたしましては、この方針に基づいてしっかり対応していくという考えを持っておりますので、今、議員の御指摘のような、改めて第三者委員会を設けるという考えは持っておりません。(降壇) 20 ◯ 11番(中塚祐介君)  本当に友田市長、残念です。  それでは、先に進んでいきますけれども、いわゆるこの事件が勃発して裁判になる前、友田市議会議員──中塚が議長していたときですよね。この原告グループのほうから、いわゆる真相究明を求める陳情が議会で採択されました。当時の議会は今と違いまして、松浦市民の陳情ならば、紹介議員がつく請願と同等の取扱いをするということで、たしか当時、産業経済委員会のほうに付託になって、ここも割れました。私は議長でしたので、当時の産業経済委員会委員長の山口委員長だったと思います。それと、後に──びっくりしましたが、あなたの後に県会議員になられた高橋議員、この3名で、そして、そのとき随行事務局職員がそこに座っておられる宮崎課長、この4名で、丈下係長、岡田課長補佐県北振興局で会ってお話を聞いた。ところが、この裁判でおっしゃっているようなことですよ。いや、これは言わば建てられないことはありませんよと。市の職員が言っていることは、それは違いますと。我々はそのような答弁を、いわゆるお答えをしたこともない。その時点ではっきりこのお二人は言われたにもかかわらず、時の産業経済委員会委員長と、いわゆる高橋議員は持ち帰ってきて、その説明において、当時の議長、中塚がたしか農業協同組合総会に出向いた折に、産業経済委員会を開いてそれを不採択と採決した。これが本会議にかかったときに、当時の市議会議員であった友田市議は、真っ向からこの不採択については反対という反対討論をされましたよね。そのときはどういうお気持ちだったんですか。
    21 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  そのとき知り得た情報の中で、やはりこれはもう一度しっかりとしたほうが禍根を残さないのではないかという思いから、そのような対応を取ったところであります。(降壇) 22 ◯ 11番(中塚祐介君)  いつもは1つ聞けば10ぐらい答える市長が、私は今10ぐらい聞いたつもりですが、3つぐらいで終わっておる。本当に誠意がないというか、当時は本当にありがとうございました。本当に数少ないこの原告チームに対しての、しっかり意を背負った行動を友田市長には取っていただいた。そこのところは今でも皆さん感謝していらっしゃいますよ。その後のあなたの変わりぶりには落胆をされておりますけれども、いみじくも、今、市長でおられるので、私がこうやって質問しなければいけない立場になってしまった。これはつらいですわ、そのときのことを思い起こせばね。本当につらい。あのとき真っ直ぐに議会がきちんと判断できていれば、そのときの議会の判断、最終的には議長であったこの中塚の責任でもあります。あのプロポーザル問題の、一緒に調査した決算審査特別委員会でも、前所長の悪行の数々をあのとききちっと示したつもりだったんですが、その後、詰めが甘くて生き残られた。その後、悪いことを重ねてのあのジェネリック問題。こうして見ると、中塚も甘かったなと反省することばかりです。それの上に立って今質問しているわけですけれども、その後、一生懸命、反対討論までしていただいた友田市議が、裁判結果が出たときにはたしか県会議員になられていましたね。その裁判結果の後、どういう事情があられたのか、こぎゃんでよかと会、いわゆる原告を支えるグループの方々との面談、これも一方的に私が聞いているだけの話なんですが、私はできませんというふうなお話だったと。県会議員として県議会で取り扱ったりすることはできないと、こう言われたという話を聞きました。なぜできなかったんですか、県議会議員のときにこのつばき荘問題。しかも、判決も出た。  この部分なんですよ。市長が市議のときのつばき荘問題、そのときの状況を鑑みて、あのときにはここで決断を出すべきではないというような答弁をされた。だから、反対討論をしましたというお話でした。その後、県議会になられたら、私はそのとき病み下っていました。本当に死にかけて、うろうろしているような状態の中でも、松浦・こぎゃんでよかと会の皆さんからは、友田議員からこういう励ましをいただいた、一緒に話を聞いてもらった、こういうことをしたと、いろいろ逐一報告をいただいていました。そういう中で、本当に感謝もしていました。じゃ、県議会に行かれたら、まさに県は関係しているわけですよ。丈下係長、岡田課長補佐、この人たち、裁判に自ら出て証言された。それから、さっきちょっと申し上げました過疎債、この部分についても、特別過疎債は県を通過して下りてくる予算なんです。突っ込むところはいっぱいあったと思うのに、なぜ一つも触れずに、県議時代をこのつばき荘に関しては送られたのかなと素朴な疑問なんですが、お答えしていただけますか。 23 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  判決が出た後に、その原告を含む団体の皆様方からぜひ話をしたいという申出がありましたので、そちらのほうに私一人で出向きまして、その皆さんのお話を聞いたところであります。裁判について原告が勝訴をされたということでございましたので、そのことをお聞きし、そしてその中で、先ほど議論になりました求償権等について改めて行うべきではないかというようなお話でございました。それはあくまでも松浦市がどのように対応をするかという問題でございましたので、それは市の所掌事務であると。所掌事務というか、市が実際に対応すべきことであって、それを県政で論じることはやはり違うことなのではないかということから、私は、私がその役目を担うことはできないと申し上げたところであります。(降壇) 24 ◯ 11番(中塚祐介君)  私が聞いていた話とは随分違うんですね。でも、この議場で市長がまさかうそを言われるとも思いませんが、ただ、心が変わられたんだなと。その後、一切あなたたちとは関わりは持たない、そこまではおっしゃっていないかもしれない、実際持ってこられませんでした。そして、さっきの冒頭に言ったあの要望書の部分、ここも含めてですけども、あそこではっきりしたのかな。市長が心を変えられたその先に、当時──その先にですよ、市長のこれからの構想の中で、いろんな思いもあられて、次期市長に可能性が出てきた。少数のこんなつばき荘問題にがたがたしている連中とは付き合われん、そういう思いの中で、松浦市議会議員のときにお持ちであった良心はどこかに置いてこられたのかなと、そんな思いがするわけであります。  市長にとっては幸いのこと、県議、市長2期と見事に無投票で当選してこられました。これが選挙戦でもあって堂々と勝ち抜いてそこに座っておられれば、立派なものです。ただ、選挙がなかったから、無投票だから私は駄目だと言っているわけじゃないんですよ。あくまでも無投票で当選したということは、周りで出ようと思えば出られる人間はいっぱいいるわけですが、友田市長は選挙に強い、やっても負けるだろうということでの無投票が続いたと思います。しかし、やはり市長、原点に返って、元のあの爽やかな、友田市議の時代のような真心込めた市民との対応を、いかに少数であれ、いかに反対派であれ、やっていかれるべきだと私は思うわけであります。  言わば痛くもない腹を探っているのかもしれません、私は。これから市長が、松浦市市長を今2期目、3期目が終えられた後には、もしかしたら国政かな、そういう期待も私にはありますよ、個人的にですね。市長は元来政治家として非常にすばらしい資質をお持ちだから、松浦市において市長で終わられる人ではない、年齢的にもまだお若い、上も目指されるだろう。しかし、心はしっかり持っておってほしいと思っています。  昔は利権に群がる政治家のことを政治屋と言っていました。要するに、その政治判断が損か得かで動く人を政治屋と言っていました。今、何と言うか御存じですか。松浦市民のためではなく、松浦市長の松浦市長による松浦市長のための政治をやる市長は、これは鬼であります。心がないからであります。どうか元に立ち戻って、良心をしっかり取り戻していただきたい。そして、皆の心に響く、あの爽やかな友田節をしっかりと正論の中で聞かせていただきたい。  今日の答弁、はっきり申し上げて、ただ単に過去の部分、前の市長の答弁、そして、求償権の部分も言い換えて、職員の関与についての責任も問わず、このような答弁で終わりました。これでは誰も納得しないということをはっきり申し上げて、今後どういう形で私自身この議会で取り上げていくか、またさらに、職員の当時の関与のことについて何の責任もない、一部責任は認められたけれども、それに対して懲罰をかけるようなものではないとおっしゃったわけですから、その部分についてきちっとけじめがつくところまで、今後もこのつばき荘については質問を重ねさせていただくということを松浦市民の皆様方にお約束をいたしまして、本日の一般質問といたします。  ただ、通告をしておりました職員に関する部分については次回またやらせていただくつもりでおりますので、備えておいていただきたい、そのように思います。  今日は傍聴席にはたくさん傍聴者が詰めかけていただきました。ろくな質疑応答ではありませんでしたが、こういうところで今日は御勘弁いただきとう存じます。  以上で終わります。ありがとうございました。    (中塚議員 一般質問席 降壇) 25 ◯ 議長(谷口一星君)  以上をもって中塚議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。       午前11時1分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午前11時15分 再開 26 ◯ 議長(谷口一星君)  再開いたします。  休憩前に引き続き、会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、12番・崎田議員の登壇を願います。  (崎田議員 一般質問席 登壇)(拍手) 27 ◯ 12番(崎田廣美君)  どうも皆さんおはようございます。  さきの台風11号で被害に遭われた市民の皆様方にお見舞いを申し上げておきたいというふうに思います。大変風が強かったなということで、牛舎の屋根が飛んだり、飼料がなぎ倒されたり、稲が倒れたりというような状況で、大変な状況があったかというふうに思うわけでございます。一日も早い回復を願うところでございます。  それでは、早速でありますが、一般質問を始めさせていただきます。  1項目めに、松浦市の福島支所建て替えについてということで項目を上げさせていただいております。  さきの総務委員会の行政視察調査で回ったときに、いろいろと状況を見させていただいたところ、大変な支所の状況であるなというふうに思って、このことはいかがなものかということばっかりだったなというふうに思って、この質問項目を上げさせていただいております。  今、築年数とすれば、昭和33年に建ててもう六十四、五年になるというような状況でありまして、耐震もなければ、職員の皆さんの災害等に対する備えというものも、あれではできかねるのではないかというふうに思っておるところでございます。  そこで、支所長にと言ってもなかなか難しい問題があるというふうに思うわけでございますが、支所長として今の支所の現状をどのように認識されておられるか、お伺いをしたいと思います。状況をお尋ねいたします。 28 ◯ 福島支所長(志水 巧君)  現在の福島支所庁舎本館は、2階建ての鉄筋コンクリート構造で、1階のスペースに地域振興課として市民総務係と産業建設係、さらに教育委員会福島分室を配置した上で、市民皆様に対して行政サービスの提供に努めており、応接室や面談スペース、男女別のトイレ、宿直室のほか、バス待合所も併設しております。2階部分には、大小様々な用途に対応できる4部屋の会議室のほか、トイレなどの機能を有する建物となっております。  なお、別棟といたしまして、本館右隣には2階建ての倉庫兼書庫と、一部シルバー人材センター福島出張所の事務所として使用されているプレハブのほか、本館裏には会議室及び給湯室などが配置されております。  機能面の課題といたしましては、来庁される方々から、時折ではありますが、多目的トイレの設置に関する要望をお聞きする場合がございます。  また、建物の状況を申し上げますと、支所本館は、昭和33年10月に鉄筋コンクリート2階建てとして建設後、3度にわたる増築によって現在に至っており、本館の大部分は既に63年が経過していることから、内外の壁や柱へのクラックに加え、部分的な雨漏りや一部にシロアリによる被害も確認されているため、適宜補修など応急的に対応しております。  現在は、建物の安全性や利便性なども考慮しながら、支障のない範囲で市民の皆様に御利用いただいている状況でございます。(「早く建て替えしてもらえ」と言う者あり) 29 ◯ 12番(崎田廣美君)  福島支所長さんのほうから、建物の中にはいろんな施設、設備があったりして、町民の皆様方のいろんな意見も伺いながら、できる範囲でやっているということですが、できる範囲でしかできんわけですね、もう六十何年もなっとるわけです。このことは、外側にしても、中にしても、裏にしても、もう六十三、四年ということになれば、こういった公共の施設として使われているところはどこにもないと私は思うわけですが、このことについて、今先ほど議員の中からも早く建て替えてもらえというようなお話もあるように、私も半年でも一年でも早くこのことについては建て替えをしてもらわないといけないというふうに思うわけです。耐震もなければ、いろんな対策のときに一番危ないところで対策本部をつくらなきゃいけないというような状況になろうかというふうに思うわけです。  そこで、半年でも一年でも早く建て替えてもらわなければいけないと私は強く要望しますが、福島においては、養源小中学校の併設問題、新しくなったということもあってなかなか難しい、福島ばっかりねというような状況も生まれるということも分からんじゃなかとですけど、やっぱり六十三、四年もなるような支所としては機能を果たせない、危ないというのがまず第一ではないかなという思いがあるわけですが、市長としてそのことについてお考えをお聞かせください。 30 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  崎田議員の御質問にお答えいたします。  福島支所の現状につきましては、先ほど支所長が答弁したとおりでございまして、建て替えの必要性については十分認識をしております。  市が策定しております公共施設等総合管理計画では、福島支所については、同じく老朽化した福島公民館との集約を図り、現在の支所に隣接する旧福島小学校跡地に移転、新築を予定しておりまして、このことは昨年12月の徳田議員、そして、さらには以前議会に在籍しておられた山口芳正議員等にも御答弁を申し上げているところでございます。  公共施設の整備につきましては、これまで学校施設や住民利用施設を優先してきたところであり、今後は庁舎の耐震化についても計画的に進めていかなければならないと、このように考えております。  公共施設等総合管理計画に基づく個別施設計画においては、福島支所、福島公民館の整備は令和12年度までに実施することとしており、具体的な着手時期についても、できるだけ早くお示ししたいと思っておりますが、議員御承知のとおり、多くの行政需要がある中で、次世代に多くの負担を残さないためにも、行政として計画的な財政運営を行っていく必要があるということも御理解をいただきたいと思います。  いずれにいたしましても、その必要性は十分認識しておりますので、早い段階でその時期についてお示しできるように努めてまいりたいと考えております。(降壇) 31 ◯ 12番(崎田廣美君)  必要性は十分認識していると。それで、公民館と併せて小学校跡地で計画はしていると。しかし、令和12年といったらまだまだ、もう70年になるような支所じゃなかですか。そういうところはあり得んでしょう。だから、そういったいろんな施設工事の順位といいますか、これほど急を要するような支所はないと私は思いますので、12年と言わず前倒ししてでも何とか努力をしてもらわんと、70年の支所ですばいて、トイレも、空調設備も、床も、全てがシロアリに食われ、待合所なんかに至っては空調もエアコンもなかとですよ。元の万年青荘から持っていったとが故障してそのまんま。  私も、空調については、前にも福島支所については一般質問もやりましたけれども、あれからもう何年もなっとっとですよ。しかし、もう今、令和4年で、12年度までに計画をしますて。70年の建物で支所やっけんやってくださいて言われた話じゃなかっちゃなかですか。だから、トイレもですね、老人の方が多かわけでしょう。そしたら、やっぱり和式でどうやって用を足せるとですかという話ですよ、この間行ってみて便所をのぞいても。  そういった状況は、やっぱりいろんな施設を考えておられる、いろんな事情があると言われるのも分かるとですけど、令和12年といえばまだまだですたい。70年の支所になるとですよ。そういうふうな支所としての機能、耐震化も何もでけとらん、雨漏りもしよる、支所の中の柱をハンマーでたたくと、ポコポコって二重になっとって音がしよるて。現に我々は見てきたわけですよ。  そういった状況ではですね、何を急ぐかて。12年までやってもらうと、64年からなっとるとを。12年までといえば70年になるとですよ。これはいかがなものかと思いますので、いろんな施設の整備計画はあるかというふうに思いますが、福島支所についてはやっぱり前倒しをして、理事者の皆さん方も、うんにゃ、70年、それは仕方なかたいて言う人ばっかりですか。我々議員だって、うんにゃ、それは前倒しでやらにゃいかんたいて言うのがみんなの声としてあると思います。(「そうだ」と言う者あり)だから、そこんにきは半年でも一年でも早く前倒しで計画を進めていただきたい。再度そのことのみに答弁をお願いします。 32 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  先ほど御答弁申し上げました公共施設等総合管理計画に基づく個別施設計画においては、令和12年までに建て替えるということを明記しておりまして、先ほども御答弁申し上げましたとおり、前倒しをしなければならないという認識は持っております。  しかしながら、ほかの財政事情があるわけであります。今、議員がおっしゃるとおり、みんながそれを認めるよということであれば、当然その財源をどこから持ってくるか、どれかを絞って持ってくることになるわけです。そのことも含めてお認めいただけるというような環境が整えば、前倒しすることも十分可能だと思いますが、今回の議会でも様々な御指摘がございます。こういったもの一つ一つに応えていくには、やはり財源の裏づけというものは必要でありますので、今後の財政状況等を十分踏まえた上で、できるだけ前倒しができるように、そういった時期が示せるように努めてまいりたいと思っています。(降壇) 33 ◯ 12番(崎田廣美君)  重ねて、繰り返しになりますが、やっぱりもう六十三、四年になっとる支所にですよ、エアコンも効かない、ついていないと町民サービスには大変支障を来しておるところに、そしたら、エアコンも新しかとをつけるとですか。そういったこともなかなか難しいのではないかと私は思うとですよ。しかし、建てるまでには、12年までにはということであれば、すぐにでもつけてもらわにゃいかんですたい。トイレも何とかしてもらわにゃいかんじゃなかですか。高齢者の方が来られたときには、うんにゃ、ここのトイレにはって。ちょっと町内を移動しよっても、支所のトイレにって。うんにゃ、こいじゃ足されんばいというような状況ばかりが生まれとるわけですけん。そいけんといって、今さら改修は12年までにはと言ったとですけど、12年までのうちのいつになるかも分からんでしょう。だから、そういったことを踏まえると、エアコンにしてもトイレにしても、職員さんが毎日仕事をしとらす中においても、壁がいつ下りてくるとか、いつ災害に遭うのか分からんところで仕事をしよらすわけですたい。  やっぱり12年までにと言わんでも、そこは前倒しでしっかりやってくださいということを申し上げておきたいと思いますが、再度、繰り返しになりますが、前倒しでやりますとお願いします。 34 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  同じ答弁にならざるを得ないと思っています。御指摘の点は十分承知をいたしておりますし、それをどのように改善すれば対応できるのかも含めて検討してまいりますが、何かをやっていくというときに、議員も御承知のとおり、何かで必要なお金がかかったときに、どれかが止まっているという事情は十分御存じだと思います。そういったところも市民の皆様方にしっかり御理解いただけるような環境づくりというか、それが必要だということをしっかりお示ししていくことが必要だと思っていますので、この公共施設等総合管理計画の中で、いかにこれを早めることができるか、この点については引き続き検討してまいりたいと思います。(降壇) 35 ◯ 12番(崎田廣美君)  私のほうも重ねて要望します。  ああいった状況の中では、福島町民の方々、それから職員の皆さんも大変不便を強いられてお仕事をなさっておるわけですので、そこについては、やっぱり半年でも一年でも前倒しで仕事を進めていただきますよう。公共施設等総合管理計画の中って、64年も70年近くもなるような施設がほかにもあれば別ですよ。ほかに類がないわけですから、そこを改めて申して、次の項に移りたいと思います。  2項目めは、松浦市消防署鷹島出張所の現状についてということであります。  このことも、市民の救命救急、身体、生命、財産を守るというような消防署の出張所であります。私がこういったことをこういった場で申し上げると、全国にこの松浦市の恥をさらすような状況にもなるかなと思うわけですが、消防署の前の側溝が落ち込んどるわけですよ。それに鉄板をかぶせてあるとですたい。それは今まで積み重ねてこう下がっとるとでしょうけど、大雨が降って、今、一生懸命あれくらいで止まっとっとが、ぼそっと落ちたら、これは救急車も出られんぞというような状況にもなりかねんとですけど、そのことについて消防長に今の現状をつぶさにお聞きしたいと思います。 36 ◯ 消防長(辻 昇一君)  お答えします。  松浦市消防署鷹島出張所の現状については、庁舎は昭和48年12月に建築され、現在48年が経過しております。構造については鉄筋コンクリート造一部鉄骨造平家建て、建築面積については、事務所、仮眠室、車庫、倉庫などを合わせ約136平方メートルになります。  また、構造的に旧耐震施設に該当し、耐震性は不十分であると推測されております。これまで屋根部の防水処理や事務所内部の改修工事等を行ってきておりますが、全体的に老朽化が進行しており、特に先ほど議員からありました緊急車両の車庫前面の一部で地盤沈下が発生しており、現在、敷き鉄板による補強を行い、機能維持を図っているところでございます。  また、事務室や仮眠室については、現在の基準としては全体的に狭く、職員の感染対策やプライバシーが十分に確保できないような状況であり、勤務する職員には負担をかけているところでございます。  このような現状を踏まえ、早期建て替えに向け、昨年度から検討してきた中で、松浦市公共施設等総合管理計画の庁内検討委員会において、令和5年度に設計・地盤調査、令和6年度に建設工事計画となっているところでございます。  以上でございます。 37 ◯ 12番(崎田廣美君)  今、消防長のほうから鷹島出張所の現状についてお話をいただきました。私も所管施設を回って見たときに、これはいかがなものかと。やっぱり消防長が申しましたとおり、仮眠室にしても3畳ほどに3人、4人寝ると、プライバシーも、こんなコロナの時代に何の感染症対策も取れない、ゆっくり休めるような状況でもないというような状況を目の当たりにして、やっぱりこのことも一日も早く、半年でも一年でも早く何とかしてやらんと、これではかわいそうやねって。職員さんは生命、身体を守る職務に就いておられるのに、なかなかゆゆしき問題だということで、私もこれを取り上げたわけでございます。  5年度に計画をして、そして順次やっていくというような状況でありますが、やっぱりあそこの状況を見ると、もう本当にいつ、朝起きたら下が抜けて落ちとってもおかしくないような状況です。そういったことがあるわけですので、このことは、公共施設等総合管理計画といいますか、そういった形の中で、もう計画にのっとるということですが、やるということは決まっとるわけでしょうけれども、今までの思いとして、そのことを市長はどのように思っておられるか、お話をお伺いしたいと思います。 38 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  松浦市消防署鷹島出張所の建て替え計画につきましては、消防長が答弁をしましたとおり、松浦市公共施設等総合管理計画、先ほどの福島支所と同じ計画のものでございますが、この庁内検討委員会において数多くの公共施設の建て替えや改修が計画されている中、防災拠点となる消防庁舎は重要施設であると認識しておりまして、その機能維持を図るため、建て替えについては優先して見直しを行ったところでございまして、令和5年度に設計・地盤調査、令和6年度に建設工事を計画しているところでございます。  また、御指摘の庁舎前の陥没等につきましては、24時間職員がおりますので、状況等変化があった場合には、消防車あるいは救急車等が出動できないということがないように、しっかり管理、そして適正に対処してまいりたいと考えております。(降壇) 39 ◯ 12番(崎田廣美君)  松浦の新しい消防署は、個室で、やっぱり仮眠所といいますか、そういったところも立派なもんが新築で出来上がったときに署内を見学させてもらって、いや、すばらしいな、立派なもんだなというふうに思っておるわけでございます。  そういった中、鷹島出張所の現状としては、耐震化も何もあったもんではないというような状況で、救命救急を担う救急車、消防車、そういったものが出動するとには支障がないように鉄板をかぶせて出ておると。それで、現在の車庫についてはシャッターも下りないというような状況で、車の規格が大きくなったのか、性能がよくなったのか、昔の昭和48年に造った規格の車庫には収まらないというような状況も見受けられますので、そこら辺も踏まえて、しっかり今後の計画はやっていただきたいというふうに思います。  それで、やっぱり署員の皆様方が仮眠する部屋についても、このコロナの時代に幾らマスクして寝ろといっても、3畳、4畳なか部屋ですよ。もう本当、3人もあそこで仮眠を取れって言われたっちゃ体の休まる状況ではないと。プライバシーも何も保てないというのが、先ほどの消防長の答弁にありましたとおり私も感じました。  そして、消防署の脇にあるトレーニングルームにおいても、何か倉庫みたいなところにトレーニング器具が置いてあって、いんにゃ、これではねっていうような状況を我々は見てきたわけです。  そういったことも踏まえて、5年度の早い時期に、そして6年度の早い時期に、6年度には立ち上がるよというような状況の施設として造り上げていただきたいというふうに思いますので、そのこともしっかり要望して、次の項に移っていきたいと思います。  3項目めに、松浦市の公営住宅並びに定住促進住宅の現状についてということを掲げております。  現在の入居者の状況、公営住宅、定住促進住宅の入居者状況について、まずお聞きをしたいと思います。 40 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  お答えいたします。  市が管理運営しております住宅につきましては、令和4年8月末現在におきまして、老朽化等により新規公募を停止しております住宅55戸を除いた公営住宅が27団地、管理戸数752戸、入居戸数646戸、入居率85.9%、また、定住促進住宅が5団地、管理戸数264戸、入居戸数213戸、入居率80.7%となっております。 41 ◯ 12番(崎田廣美君)  もう少し空きがあるのかなと思ったりもしたわけですが、公営住宅が85.9%、80.7%が定住促進住宅ということで今伺ったかなというふうに思うわけですが、やっぱり今福にも楠籠住宅というような低所得者向けの住宅があるわけですが、私たち地元の議員には、あそこも私たちは必要かとですよて、低家賃で入れる住宅、5,000円か7,000円かという、私たちはあれで助かっとるとですけんて、こうおっしゃる。私たちとすると、いや、古かとですけん建て替えをしてやらんばですねというようなお話もするとですけど、いや、そこがなくなると私たちは入れる場所がなくなりますよというようなお話もあるわけですので、そこら辺についてはきめ細かな営繕を入れていただいて、入居者の皆さん方の利便性を図っていただきたいと、そのことについてはお伝えをしておきたいというふうに思います。
     それで、御厨団地については、今度、屋根の修理等に入るということですが、その屋根の修理の現状について簡単にお話をお聞かせください。 42 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  今議会に御厨団地整備事業として補正予算を計上しております。これは御厨団地の雨漏り対策として改修工事を行うものです。  御厨団地の雨漏りにつきましては、現地調査の結果、原因として、建物の吹き抜け部分にある換気扇周りの防水シーリングにより建物内部へ雨水が浸入したものと推測されます。現在は応急的に吹き抜け上部をブルーシートで覆い、一時的にしのいでいる状況でございます。  対策工事としましては、吹き抜け上部に鉄骨の骨組みを新たに設置し、鋼板製の屋根をかけて雨漏り対策を実施したいと考えております。  なお、吹き抜け箇所につきましては1棟当たり3か所存在し、2棟分の計6か所を実施する予定でございます。 43 ◯ 12番(崎田廣美君)  何年か前に全面的な屋根の補修、防水工事をといった工事がなされたかというふうにも思うわけですが、そのことと、何かお話を伺うと、通気孔といいますか、そういった状況の中から雨水が浸透して、台所もしくは各部屋のほうへ浸透があるというふうなことで、このことについては産業経済委員会でしっかりお話をしてもらいたいというふうに私のほうは思うわけです。深くはここでは申しませんので、しっかり審査の中でやっていただきたいということを申し上げておきたいというふうに思います。  それで、やっぱりいろんなお話を団地内に入居されている方から今回お聞きしました。それで、松浦市の光回線についても、玄関先まで光回線のあれを引っ張っていってあるわけですが、それを各部屋に入れるのには、何か課長と私がやり取りしよるときに、後で、玄関の上に丸いようなあれがあって、それを開けたら入るとですよって、課長は写真まで撮ってきて私に見せらしたとですけど、私ずっと行って調べたら、上のほう、4階なんて全くそれがないとですよ。だから、光回線は、玄関先まではあれがベランダから上がってきて、外から上がってきてあるとです。しかし、その穴は4階にはなかとですよ。だから、その回線をどうやって入れるのかということを私がお尋ねしよったら、いや、こうやって玄関の上に丸いあれがあります、それを外したら中に入るとですて、こうおっしゃった。ところが、全階にそれがついとるか調べとらすですか。そのことは調べとらんて思うとですけど、私は見てきたとですよ。4階なんて絶対なかですよ。  そいけん、そういったことをね、あれば穴ばほがすということになると、鋼板ば抜かないかんとですよ。そうすると、鉄筋に当たるかもしれない、鋼板を抜くときにはこの厚みがあるから。それが玄関先まで行ったら、今度は台所からあっちまでほがさんといかんとですよ、2か所、部屋の中ば。玄関先にあのルーターばつけたっちゃ行かんわけですけん。現実そのようなことの対策をしっかりやっていないと私は見るとですよ。  そいけん、私がその項目ば質問しますよということを申し上げたら、いや、これば見てくださいと、玄関先にあると。玄関先にどこにでもその丸かとがあればよかとですけど、なかところがあるとですけん。なかけん、入居者の人は自分の回線から、NTT回線から入れてみたら、たまたまそれが一番下まで行ったということで現在使いよらすとですけど、普通であれば、そいはほがさないかんとですたい。そのことについてしっかり──あの後、見に行かしたですか。その認識はありますか、どこにでもあるという認識は。なかところがあるとですたい、あれが。そのことについてどういう認識ですか。 44 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  インターネット接続という件で答弁をさせてもらってよろしいでしょうか。  入居者がインターネット接続を希望される場合には、公営住宅模様替申請書の提出をお願いいたしております。申請があったものについては承認を行い、入居者からサービス提供事業者へ申し込みいただくことになります。  市内各団地におきましてインターネット接続用の配管を設置しておりますので、その配管を利用してケーブルの配線を行っていただきます。その際、壁などに穴を開ける必要はございません。  なお、各住戸の接続工事の費用については入居者負担になります。議員申された箇所につきましては現地の確認を行っております。御厨団地につきまして、全ての階をくまなく歩いたものではないですけど、玄関の入り口上部のほうにインターネット接続用の管を通す穴があるのは確認いたしております。  以上です。 45 ◯ 12番(崎田廣美君)  だから、私が言いよっとは、現にそういう申請手続をして、接続に来ますといって来た人が、この壁、これどうすっですかって。なかところがあるわけですよ、現に。そいけん、私は困ったよねて、我が勝手に穴ほがすわけいかんよねということで、実際、そこじゃなかところから通しとるわけですたい。だけん、それはおっしゃるとおり、それなら全部4階からどこが丸かとがついとるか見てもらったら分かるとですたい。そいけん、たまたま申請した人が、業者が来て、これ、穴は私たちが勝手にほがせませんよて。なかとですけん、現に。そいけん、そういうこともあるということを私は提案しよるわけですたい。だから、そういうことをするときには、よくよく考えてしてもらわんと、実際、入居者は使いよるとですよ、インターネットの回線を引いて。しかし、それは自分の電話回線のあれに、上から下ろしたらたまたま1階まで行ったて。玄関の上にはパイプが来とるとですよ、誘導線が。しかし、穴はなかとですけん、そこは。そいけん、そういう状況もあるということをしっかり確認して計画をしてくれって言いよっとですよ。穴開けんばとかなんとかなったら大変ですよ、あれは。壁に穴開けにゃいかんわけですけん、コンクリの壁に。木なら分かるですよ、すぐできるとやけん。ところが、そういうことがあるということを、私は聞き取りのときも言うたとです。そしたら、自慢げに写真まで撮ってきて見せらしたとばってん、実際なかところがあるとやん。そういう現状があるということです。そのことはしっかり今後検証してください。場所は逃げはせんとですけん。  それと、御厨団地においては、やっぱり三十何年、40年近う入っとる人は、どこまでは営繕が来て、部屋の中ばしてやらすとやろうかということを、そして、今度は別の人の話ば聞きよったら、いや、うち、風呂釜の手すりはあるけど側壁はもうなかよって、保温材ももう見えて外れとるよって、そういうふうな状況を何人も言われました。だから、そういったことのね、私がいつも言いよるごと、20年も30年も、ある人は──ある意味経年劣化ですたい。障子にしろ、畳にしろ。しかし、それは自己負担ですけんて、こう言うわけね。30年からおってですよ、そして出ていくときには、いや、立派なあれを、預けとる金じゃ足らんとですけんて、こういうような言い方をされるのはいかがなものかということを言われたわけですよ。自分たちは辛抱さるっしこ辛抱しとるて。  それで、ついでに言いますけれども、4階の人と、3階の人と、2階の人と、1階の人と一緒に帰ってきて、一緒に風呂ばためてシャワーしよると。4階の人が蛇口をひねると止まるとって。シャワーの熱かとが出たり、水ばっかりになったりすることのあるて。そういうふうな状況を一律に、普通であれば、普通の個人の家であれば、何か、うちに水の来んじゃなかかと、こう言うじゃなかですか、圧の足らんぞって。そうすると、1階、2階の人がどんどん使うたら、4階の人はシャワーを浴びよっても水が出たり、たまには間違うたお湯んごたっとの、熱かとの出ることのあると、水の出らんけん。それと、湯沸器のガスがポポポポと圧のなかったらいうごとなるて。そういうふうな現状ですよて、今度ちくちく言われました、私は。そういう認識がありますか。 46 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  まずもって、公営住宅の家賃の決め方についてお話しさせていただきたいと思います。  公営住宅は、住宅に困窮する低所得者の方に低廉な家賃で住宅を提供することを目的としていますので、民間の一般的な賃貸住宅とは異なり、通常損耗に関わる修繕費用が家賃には含まれておりませんということです。ですから、通常損耗、畳の表替えとか、そういうものについては入居者負担になります。  それから、先ほど言われましたシャワーの温度が一定じゃないということにつきましては、私も一般質問の聞き取り後に議員のほうからお話を聞きまして、これにつきましては現場のほうの確認、そして、入居者からの聞き取りをしまして、しっかり対応していきたいと思っております。  以上でございます。 47 ◯ 12番(崎田廣美君)  そこら辺ではね、おっしゃるとおり経年劣化で、20年も30年近くもおる人は、壁にしろ、ふすまにしろ、畳にしろ、言うたとおり風呂釜にしろ、もうそういったこと──じゃ、風呂釜はどがんなるとですか。あれは市の営繕に入らんとですか。そこんにきはどういう認識ですか。手すりはあるけど、サイドの防音効果のあるあれはもう剥がれてなかよと、釜だけはあるたいねという話ですけど、そこら辺については、そういう風呂釜についても替えはできんとですか。 48 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  構造的なもので修繕が必要になれば、それはこちらのほうで対応させていただきます。ただ、先ほど申しましたように、通常の損耗につきましては、個人の入居者負担となっているところをまた改めて答弁させていただきます。 49 ◯ 12番(崎田廣美君)  やっぱり水圧とかというのは誰しも分かると思うですたい。湯沸器なんかでも、圧力が落ちれば、炎がついたり消えたり、ポポポポとなるわけですけん、下手すると爆発の可能性だってあるし、消えてしまえば、気づかなければガス中毒にもなる可能性があるわけですけん。そこら辺も含めて、経年劣化は別としても、そういったことの周知といいますか、何かありませんかというようなことは今までお聞きになったことがあるとですか。 50 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  比較的入居者が多い団地につきましては、住宅管理人という方を専任して、その方と現場と市の連絡、そして、我々市の職員が現地に直接出向くというふうなことで現地対応をやっておりますので、その中で苦情また不具合が出たものについては適正に対処しているつもりでございます。  以上でございます。 51 ◯ 12番(崎田廣美君)  やっぱり入居者の方々については、そこら辺はもうこれは我慢せんばいかんとたいねと思って、おいどまおるったいというような人が多くおられると思います。それで、そういったことについて周知ばというか、回覧などを回すと、またこれはとんでもないことになるというようなお考えの下で、そういうふうに住宅相談員と言わしたですかね、そういうふうな方にって。しかし、そこまで伝わっとらんと。誰しもが一生懸命、もう仕方なかっちゃろうねというごた感じで住んどらすわけですけん。そこら辺の改善は、公営住宅でしよるわけですけん、ぜひ対処をしていただきたいと思います。  そういうことについては、じゃ、届出というか、その相談員に届けがなかっとなかなか対応できないというような状況であれば、そのことについても団地内の相談員の方に少し深掘りして、そういった苦情が来ていませんかとか、ありませんかとかというような話なりを、この機会にしっかりやってもらいたいと思います。そのことはよろしいですか。 52 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  住宅管理人と連携を取りながら、適正に建物の管理に努めていきたいと思っております。  以上でございます。 53 ◯ 12番(崎田廣美君)  それと、台所並びに洗面所、トイレ等の──トイレは一緒になっとらんて言われました。台所、お風呂、洗面所の水は外側の配管に一緒に流れると。そいけん、課長が写真ば撮ってきたときに、いびつになった写真ば撮ってきとらしたでしょう。あれは外れるし、外れたことがあるから、ああいうふうな状況で修理をかけとらすて思うとですよね。そいが、夕方になって、みんな一緒に帰宅した、風呂の水をみんなが流し出した、4階も3階も2階も、そして、1階の根元んにきであれが外れとるわけですたい。それが今度はトイレの水等も一斉に使い出すと、あのマンホールの蓋がぽんて上がったって。そういうような状況も確認はしとらすでしょう。認識して、ああいうふうな工事ばしとらすとでしょう。  それで、マンホールの蓋が飛んだというときには、あれはそしたら誰がそういう清掃をしたとやろうなというふうな認識があるとですけど、そういうふうな認識はしっかり持っとらすとでしょう、外れて工事もしとらすとですけん。そこを確認します。 54 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  私が課長をしている間につきましては、そういうふうな、改修した箇所はあったかもしれませんけど、不具合が発生したことについては現場のほうから連絡はあっておりません。もしマンホールとかから汚水が飛び出すとか、そういうことがあれば必ず、住宅管理人の方ではなく一般住民の方から、入居者の方から連絡があると思いますので、そういうことがあれば、今後適正に管理に努めていきたいと思っております。  以上でございます。 55 ◯ 12番(崎田廣美君)  じゃ、今後、私のほうからもう一遍、相談を受けた方にしっかり伝えて、状況を把握してもらうように、認識が足りないと私は思います。行って見たときに、ああ、本当これは大変ねというふうに思っております。だから、その洗面所、要するに台所の汚水パイプが来たときに、あそこが外れかかったり、漏れたところは草がこう伸びるって。パイプが継ぎ手になっていない、漏れていないところは普通の草の丈、大きくなるとやけど、そういったところだけは倍ぐらい草の丈が肥えて、生えるとがひどかというような状況もあるわけですので、再度、私も相談を受けた方にしっかりと申しますので、しっかりそのことを確認に行ってください。よろしくお願いしておきます。  じゃ、4項目めに入っていきたいと思います。  第12回全国和牛能力共進会についてお伺いをしたいと思います。  これまで全共に向けて市ではどのような取組を行ったのか、体制、そしてまた、費用についてはどれくらいの費用をかけてやってこられたのか、まず答弁をお願いします。 56 ◯ 農林課長(金子英樹君)  お答えいたします。  10月に鹿児島県で開催されます全国和牛能力共進会への市の取組でございますが、まず、体制につきましては、昨年4月に全国和牛能力共進会松浦市対策協議会が立ち上がりまして、市内各和牛改良組合や農協、全国和牛登録協会県北支所、県の方々と一緒に、農林課も加わりまして体制が整備されたところでございます。  費用面につきましては、平成27年に全国和牛能力共進会対策奨励事業補助金としまして予算化されて以降、今年度まで毎年10万円の予算を確保しておりまして、市内の共進会等を通じての士気向上や削蹄等による優良な雌牛の造成等に活用してもらっております。  また、ながさき西海農協管内の市町と全国和牛登録協会県北支所、農協等で構成します県北地域和牛改良推進協議会というのがございますけれども、そこの事業の一つとしまして、全国和牛能力共進会に県北地域から一頭でも多く出品するための取組が行われております。  この県北地域和牛改良推進協議会に対しましても、負担金として平成30年度から令和4年度までの5年間で総額438万円を支出しておりまして、ほかの事業と併せまして全国和牛能力共進会関係の事業に充てられておる状況でございます。  以上でございます。 57 ◯ 12番(崎田廣美君)  この全国和牛能力共進会に松浦の牛が、3頭は本戦に行って、1頭が補欠牛ということで、10月6日、7日、8日、9日、10日、そして、出発式が10月の上旬の3日、4日ぐらいから出発すると思うとですけど、そういった状況に、松浦市から全共に出るというような牛が生まれたということについて、誰の牛と誰の牛がどういうふうな分野で出るということを、私が言うのもなんですから、課長のほうから表明をしてもらいたいと思います。 58 ◯ 農林課長(金子英樹君)  お答えいたします。  今回、市政概況報告でもありましたが、松浦市から20年ぶりに全国和牛能力共進会へ出場を果たされました。全国和牛能力共進会には区分がございまして、第1区、2区、3区、4区、5区、6区、特別区というふうな7区に分かれているわけですけれども、第5区の高等登録群という、母牛、娘牛、孫牛、この3頭セットで出す部門に志佐町西山の市山浩司さんが出品されるようになりました。  また、第6区の総合評価群というのがございますけれども、鷹島の山本鉄美さんの牛が補欠牛になっております。  以上でございます。 59 ◯ 12番(崎田廣美君)  このことについては、しっかり我々も協力をしながら、全共で有終の美を飾ってもらわなくてはいけないということでしっかり取組をやってきたわけですが、参加するに当たって、牛や人の運搬費や滞在費などの費用はどこがどういうふうに負担をするのかということについて、時間もないので、簡略にお願いします。 60 ◯ 農林課長(金子英樹君)  お答えいたします。  長崎県の代表牛としまして、雌牛13頭と雄牛1頭、肉牛の部に2頭の計16頭を出品予定で、雌牛の部につきましては、1頭当たり3名の人員割当てのほかに、農協や行政にも要請がありましたので、事務局などの関係者も含めますと長崎県全体で約100名の出品団になると聞いております。期間につきましては、10月4日から10日までの7日間の滞在になりますが、出品牛と約100名の出品団の移動、滞在にかかる費用は長崎県の事務局が負担することになっております。  また、長崎県からの出品牛のうち、県北管内からの出品牛10頭おりますけれども、それにかかりましての期間中の牛の餌とか手入れなどの諸経費につきましては、県北地域和牛改良推進協議会が負担することとしております。  以上でございます。 61 ◯ 12番(崎田廣美君)  県や県北地域和牛改良推進協議会の費用負担のほかに、松浦市として予算化しているものがあるのか、お尋ねをしたいと思います。 62 ◯ 農林課長(金子英樹君)  お答えいたします。  先ほど申し上げました全国和牛能力共進会松浦市対策協議会に対しての10万円のほかに、長崎県予選に県北代表として4頭が出品された際に、報償費分として1頭当たり5万円、計20万円を6月議会で承認いただいております。また、このたび長崎県の代表牛となった3頭に対して各10万円、補欠牛となった1頭に対して6万円、計36万円の報償費分を今回の補正予算に計上させていただいております。  以上でございます。 63 ◯ 12番(崎田廣美君)  分かりました。  じゃ、出品団に今度、農林課長が参加するということでありますが、松浦市の畜産振興を図る上でも、農林課の職員をスキルアップするといいますか、質の向上を図るという意味で、一緒に勉強に行かせたらどうかと思うわけですが、課長が出品団として参加するほかに、他の担当は今回は行かないわけですか、その辺についてお伺いをします。 64 ◯ 農林課長(金子英樹君)  まず、私が出品団に参加することでございますけれども、県北地域和牛改良推進協議会事務局から私を推薦していいかとの話がありまして、理由を聞いたところ、10年前の長崎全共の際に出品団として参加していたことと、私自身が畜産農家でもあり、牛の扱いに慣れているとの理由で推薦したとのことでした。1週間と長い期間でありましたが、職場内で協議し、引き受けることといたしました。  また、県北地域和牛改良推進協議会におかれましては、今回の鹿児島全共を次の第13回北海道全共につなげなければいけないので、出品牛が出ていない自治体の担当者も含めて、ながさき西海農協管内の各市町の担当者に鹿児島全共を視察してほしいと考えられておりまして、その旅費を支出していただけるようになっています。松浦市からは2名分の旅費をいただけるようになっておりますので、担当者が参加しまして、長崎県出品団やほかの県の様子、全共の雰囲気等を体験することで次回に生かしていきたいと思っております。  以上でございます。 65 ◯ 12番(崎田廣美君)  10年前の大会に出品した経験があることを受けてというふうなことも今自身でおっしゃいましたが、今後、平戸市と佐世保市さんですかね、あそこは女性の担当者がおって、牛の市場にも牛衣着を着て、牛の鼻を引っ張って生産者の加勢をするとですよ。松浦市はどがんかといったら、そういったことは、担当者はおらすとですけど、なかなかできない。だから、私は課長さんが今度行くに当たっても、やっぱりそういう人を、課長の時代に分かっとるわけですから育てないかんと思うとですたい。だから、そのことを併せてお聞きしよるわけですよ。  松浦市内の品目で何が一番お金を上げよるかといえば、牛が一番上げよるわけですよ。ながさき西海農協の中においても牛のあれが一番多いわけですたい、生産額が。だから、このことについては、自分自身が1,000頭増頭のときの職員であったと。そして、1,000頭増頭をやろうということで一生懸命やってきたという、そういう経験を生かして現在があると思うとですよ。しかし、その過程を下の職員さんも知っとかないかんと思うわけですたい。その辺について市長どう思いますか、お考えをお聞かせください。 66 ◯ 副市長(宮原宗尚君)  ちょっと腰を痛めておりますので、自席での答弁をお許しいただきたいと思います。  今、崎田議員がおっしゃっているのは、畜産の専任職員というのを育てていくことも大事じゃないかということにつながるというふうに思うわけですが、確かに、平成19年度から実施しました1,000頭増頭事業において専任職員を配置した実績がございますが、現在は農林課の2名の職員が繁殖和牛農家をはじめとする畜産振興に関する業務を担当しているところでございます。  1,000頭増頭事業のように、事業期間が数年度にわたる大型プロジェクトを実施する場合には、事業の継続性や業務量の増大等に対応するために専任の職員を配置することもございますが、市行政は限られた職員数で市民サービスを維持していることもありますので、現状におきましては農林課における担当2名体制を継続してまいりたいと思っております。 67 ◯ 12番(崎田廣美君)  だから、私は言いよっとですたい。2名おらすとは確かにおらすとですよ。しかし、今、金子課長が、あの当時、審査員の後ろからついて回って、審査員の資格まで取っとらすとですたい。そういう資格なりをという、そういう牛の審査の内容にまで関わるような職員を、取って引っつけたごと2人置いておりますて、そういうふうなことではいけないと私は思います。  だって、今回だって5年に一遍の長崎全共に松浦市から出とるとですけん。そうすると、今度の5年後の北海道については、もう私も部会長はしていないと思いますし、いないと思うとですけど、そのことに合わせて、1人でもよかけん専従にできるような職員を育ててくださいてお願いしよるわけですけん、そこら辺については十分認識を新たにしてしっかり、2名配置しとりますじゃ話にならんとですけん、そこんにきをしっかり頭に置いて育てていただきたいと思いますが、再度、じゃ、副市長。 68 ◯ 副市長(宮原宗尚君)  専任の職員ではございませんが、当然、与えられた仕事は確実にこなせるようにスキルアップしていくことは大事でございます。農林課長が過去に専任職員としてそういう業務に当たっておりますし、現在も担当課長でございますので、課内でしっかりその辺は研修をしながら、できる限り、専任を置くということにはなかなかならないとは思いますが、担当職員のスキルアップに努めてまいりたいと思います。 69 ◯ 12番(崎田廣美君)  5項目に入っていけなかったことを大変残念に思います。
     先ほど来、全共に向けては、報償費であってみたり、共進会の協議会への出資費用としては、6月にお願いして20万円とか、すぐすぐできるわけですね。  あと、私は認定農業者の協議会の県の会長をしよったとですけど、今回は降りて松浦市だけの会長になったら、10月にある全国大会の費用も私の分はなかとですよ。今まで県の会長ばしよるときは、県の費用で行きよったわけです。それが松浦市の会長だけに戻ると、松浦市の元会長さんは今度、全国大会に来らっさんとですかって。松浦市、予算なかて言いよっとですけんて。こういうふうな状況ではいかがなものかと思うから、今回5項目に上げとったとですけど、この項についてはもう答弁をもらう時間もなくなりましたので、また次回でもやりますので、その辺をしっかりと、農業予算、農林課の活動に対する支援、予算がなければ我々だって会費だけでは九州大会とか県内の大会にも出向けませんので、そこら辺については協議会だけに出資せんと、認定農業者の分もぜひお願いたいというふうにお願いしておきます。  時間が来ましたので、終わります。ありがとうございました。    (崎田議員 一般質問席 降壇) 70 ◯ 議長(谷口一星君)  以上をもって崎田議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。       午後0時15分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午後1時15分 再開 71 ◯ 議長(谷口一星君)  再開いたします。  休憩前に引き続き、会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、3番・大橋議員の登壇を願います。  (大橋議員 一般質問席 登壇)(拍手) 72 ◯ 3番(大橋尚生君)  松浦の暁、松暁会の大橋です。本日もこの壇上へ押し上げていただいた市民の皆さんに感謝して一般質問をさせていただきたいと思います。  今回も1つ目にマスク予防ということで、コロナ対策のことを上げております。市長をはじめ、行政の皆様、医療関係者の皆様におかれましては、日夜大変な御苦労をされていることと思います。  私ごとですけれども、先週、うちのスタッフの中にもコロナ陽性者が出ております。それは、御主人が他の施設で介護士としてお勤めになられて、そこで感染が広がってということで、うちのスタッフにもうつって休みという形で、あるいは訪問介護の利用者さんがデイサービスのほうで感染したと。その介護に当たったうちのスタッフが感染したと。そういったことが日常的に起こっております。うちの施設に入所されている方がデイサービスに行かれて、陽性を持って帰ってこられたと。その対応にうちのスタッフも施設内で当たっておるわけですけれども、その方は酸素を日常的につけておられます。非常に気がかりな中でスタッフが対応してくれたわけですけれども、内部で広がることなく乗り切れたことに私はスタッフに感謝するわけですが、なぜこういうことを申し上げるかといいますと、この問題を私は軽視しているわけではなくて、真摯に向き合っていかないとなかなか収拾していかない。  日本は、最初のスタート時は世界が驚くほどに感染率が低かったんですね。それが今では世界一になっている。なぜそういうふうになっていったのかということをきちっと検証していかないと、いつまでたってもいたちごっこみたいに繰り返されるわけで、そこをしっかりと考えていきたいと思って、本日質問をさせていただきます。  マスクの予防効果と黙食ということで、学校生活における子どもたちのことに関して今日は中心にお話ししたいと思いますけれども、友田市長は市政概況報告の中で、子どもたちが自ら課題を見つけ、自ら考え判断して行動できる力を身につけさせる教育の充実ということをお話しされていました。  そういう子どもたちを育てていくために、具体的にどのような学校教育に取り組まれているのか、また、学校教育を推進していく上で特に重要と考えていることがあれば、市長、教育長、それぞれにお答えください。 73 ◯ 教育長(黒川政信君)(登壇)  お答えいたします。  第2期松浦市教育振興基本計画において、「教育のまち 松浦」をつくるためのキーワードに、「あいさつで心かよう松浦」と「奉仕活動で心みがく松浦」を掲げております。まずは挨拶ができる子ども、奉仕活動に取り組む子どもを育ててまいりたいと考えております。  また、学校教育を推進していく上で特に重要と考えていることは、命を大事にすることとともに、全ての児童生徒に生きる底力を育むことです。生きる底力とは、確かな学力、豊かな心、健やかな体の総称であり、加えて、働く力、自己実現する力、社会貢献する力も生きる底力と私は捉えております。これらの力を身につけた心身ともにたくましい子どもを育ててまいりたいと考えております。  以上です。(降壇) 74 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  私の2期目の市長選挙に当たりまして皆様に公表しました「ともだビジョン2022」、これは松浦市の第二次総合計画に沿ってその施策を書いておりますが、その「学び育てるまち」の中で学校教育の充実を図り、「教育のまち 松浦」を実現しますという目標を示しております。  具体的には、「児童生徒の確かな学力の育成、ICTを活用した効果的な授業の実践、外国語教育の推進」、「コミュニティスクールの導入拡大、ふるさと教育の充実、松浦高校と連携した課題解決能力の育成を進めます」、このように書いております。  特に、松浦高校の「まつナビ・プロジェクト」で育成されている論理的思考力やコミュニケーション力、将来の進学や就職先で役立つ課題解決能力の育成は重要であると考えております。小中学校においても、ふるさと教育等を通して課題解決能力を身につけ、子どもが将来にわたって世の中をたくましく生き抜く力の育成に教育委員会と共に取り組んでまいりたいと考えております。(降壇) 75 ◯ 3番(大橋尚生君)  ありがとうございます。  それでは、健康ほけん課になりますが、お尋ねします。  マスクがコロナ感染対策上、有効であることを示す科学的根拠、エビデンスがあれば教えてください。 76 ◯ 健康ほけん課長(岡 正文君)  お答えいたします。  6月議会で新型コロナウイルスの大きさと平均的な不織布マスクの穴の大きさについてお尋ねをいただきました。それについてお答えをいたしました。  ウイルスとマスクの穴の大きさという話は、コロナ流行初期の話で、その時点でも不織布マスクは静電気を利用して細かい粒子を効率よく捕まえる効果があり、また、マスクの着用は飛沫を防ぐ効果があるので、マスクの穴よりウイルスが小さいから効果がないというわけではないとされていました。  今回、マスクを着用する科学的根拠、エビデンスというお尋ねですが、感染が広がるにつれ、感染ルートとしては飛沫感染が大きな割合を占めていることが分かり、理化学研究所をはじめ、各大学などでスーパーコンピューターを使った様々な大規模解析が行われています。  科学的根拠としてそれらの解析の一つを挙げれば、不織布マスクをつけたときの飛沫量は、吐き出すときは8割軽減され、吸い込むときは7割軽減されるという結果が出ています。  以上です。 77 ◯ 3番(大橋尚生君)  マスクをしているときのエアロゾルといいますか、そういうことの吸い込みの問題をお話しされたかと思いますけれども、それがコロナ感染対策として有効かどうかというところが問題になってくるのかと思いますけれども、私が調べています有志医師の会という、そういった有志のドクターの会があるんですけれども、その方々はお医者さんですけれども、そのお医者さんの方々は、マスクがウイルス感染を抑止するという根拠は存在しませんというふうに明言されております。WHOも当初は、感染していない人がマスクをすることに意味はないと言っていたんですけれども。  次の質問をいたします。  常時マスクをしていることで子どもの発達への悪影響も今は数多く伝えられております。どんな悪影響が考えられるか、教えてください。 78 ◯ 健康ほけん課長(岡 正文君)  お答えいたします。  2歳未満児は、窒息の危険があるとのことからマスク着用は推奨されていません。  また、2歳以上の未就学児は、個々の発達状況や体調等を踏まえる必要があることから一律のマスク着用は求められておりません。  就学児においては、マスク着用による運動などが熱中症につながる可能性が高いとのことでマスク着用の必要がない場面などが示されましたが、ほかにマスクをすることで子どもの発達に何らかの悪影響があると公式に報告をされたことはありません。  以上です。 79 ◯ 3番(大橋尚生君)  先ほどお伝えしました全国有志医師の会のホームページにも上がっておりますけれども、マスク着用の弊害ということは数多く伝えられています。ヨーロッパではマスク着用率が高い国民ほど死亡率──このコロナに限らない死亡率が高かったという報告。あるいは、幼児期、児童期、思春期を通じての認知能力の発達を分析し、パンデミック中に生まれた子どもはパンデミック前に生まれた子どもと比較して言語能力、運動能力、総合的な認知能力が著しく低下していると、そういった報告も伝えられております。  6月議会でも一般質問の折、いろいろとお伝えしましたけれども、こういった研究報告というのは全部英語でインターネット上には出ています。日本語ではなかなか出てこないですね。こういったのをやはり見ていかないと本当の情報というのはなかなか手に入らないのかなというふうに思っております。  続きまして質問いたします。  小学生、中学生の黙食はいつから始められているのでしょうか。また、どのような経緯で取り組むようになったのか、教えてください。 80 ◯ 学校教育課長(松本政美君)  お答えいたします。  小中学生の給食時の黙食が始まりましたのは、令和2年5月からです。  経緯につきましては、令和2年3月24日付の文部科学事務次官通知、「令和2年度における小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校等における教育活動の再開等について」において、学校給食の会食に当たっては、飛沫を飛ばさないために机を向かい合わせにしないことや、会話を控えることが初めて示されました。  その後、令和2年5月に文部科学省から出されました「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル~「学校の新しい生活様式」~」を基に、学校内の感染拡大防止対策として、給食時の黙食に取り組んでいるところでございます。  また、子どもへの感染が少なかった頃は、学校内で感染者が確認された場合に、保健所による濃厚接触者特定のための行動履歴の聞き取りや濃厚接触チェックリストによる判定が行われておりました。このチェック項目の中に、飲食時に黙食をしていれば濃厚接触者から除外されるという項目がございましたので、児童生徒や教職員に対しましては、濃厚接触者に該当しないように、給食の時間をはじめ、校内で飲食をする場合の黙食の励行を指導してまいりました。  現在は、オミクロン株による感染が拡大し、学校内での濃厚接触者の特定はありませんが、感染者と感染対策を行わずに飲食を共にした場合は、感染を広げる可能性がある者として出席停止措置を取る場合があるため、感染防止対策として黙食を継続しているところです。  黙食の指導に当たりましては、児童生徒に対して、感染防止の行動によって、学級内の感染や学級閉鎖、学校から家庭への感染防止に貢献できていること、友人や家族のための行動であることなどの理解を図るよう指導しております。  一日でも早く感染が収束し、本来の会話を伴う楽しい給食の時間を経験させたいという思いを持って、今のところは給食の時間の黙食を続けているというところでございます。  以上です。 81 ◯ 3番(大橋尚生君)  濃厚接触者にならせないためにということで始まったのかなと思いますけれども、これだけ感染が広がって、みんながマスクしている、みんなが予防注射している、それでもどんどん陽性者が増えていくという状況で、やっぱりその都度その都度見直しをして対策を図るべきかと思いますけれども、岸田総理はアメリカのペロシ下院議長が訪日された折、8月5日、朝食会を主催されています。そのことについて、子どもたちに黙食をさせている立場としてどのようにお感じになられているか、お答えください。 82 ◯ 学校教育課長(松本政美君)  まず最初に、学校教育における黙食ということからちょっと話をさせていただきますと、学校教育における黙食は、個人だけでなく集団感染を防止する対策であることを、児童生徒の発達段階に応じて理解を図り進めております。会話を我慢させる一方で、自分の命や友達の命を大事にする行動ができていることを褒めたり認めたりしながら、自己有用感や自己肯定感を高める指導につなげているところでございます。  また、御質問にありました下院議長訪日の際の、岸田総理も含めて、大人の会食につきましては児童生徒にどう説明するかというお尋ねですが、例えば、大人もマスク会食やパーティション対策がされた認証店の利用、人数や参加者の制限等、一定ルールの中で会食をしており、大人も感染防止対策に協力をしているということを説明してまいりたいと思います。  以上です。 83 ◯ 3番(大橋尚生君)  大人も協力しているというのは学校内だけかなと私は思います。家族で食事に行っても普通に会食するわけですよね。大人の方々も、先ほど令和2年5月からということでしたけれども、もう外で誰でも会食をしていますよね。その現実を踏まえた上で、学校でどういうふうに当たるかというのを真剣に考えていただきたいと思います。  今ここに、日本青少年教育研究所の調査結果があります。今、子どもの心の教育みたいなことをおっしゃられていましたけれども、「私は価値のある人間だと思う」というのは、日本は30%程度、諸外国に比べて物すごく低いんですよね。「私は努力すれば大抵のことができる」というのが日本は44.4%、諸外国、アメリカ、中国、韓国は8割、9割に近いんですよね。もうダブルスコアで、半分ぐらいの子どもしかそう思えていない。これが日本の教育の現状かと私は思います。  それと、もう一つの驚くべき結果が、「私個人の力では政府の決定に影響を与えられない」、日本は80.7%、高校生ですよ。「全くそう思う」、「まあそう思う」、先ほどのほかの国は5割もいないんですよね。日本だけがなぜこの政府の決定に影響を与えられないかということですけれども、先日6月の一般質問のときに友田市長は、国、県の指針に従ってということをおっしゃられました。今、政府のほうは世論で動いていますね。変えられない変えられないというのは、上から下りてくるのをそのまま伝えるというのもいいんですけれども、逆にこっちから意見を上げていくということも必要かと思います。市民の声を市議会議員が行政に上げるのと同じように、市行政はそれを県、国に要望として上げていくという動きも必要かと私は考えているんですが、この教育、子どもたちの感覚、現状、無力感にさいなまれているこの教育現場の調査結果を踏まえた上で、私はこのマスク着用は各御家庭の判断に委ねるべきだと。黙食は即座にやめて、コロナ以前の学校の生活、過ごし方に戻すべきだと考えておりますが、その裁量権を持つ市長、教育長のお考えをお聞かせください。 84 ◯ 教育長(黒川政信君)(登壇)  今後の黙食についての考えということですが、学校は集団生活の中で多くの学びを得るところです。集団であるために、集団感染のリスクやクラスターになる可能性が高い場所です。また、学校は児童生徒の命や安全・安心を守り、保障するという使命があります。黙食の緩和については、タイミングを見る必要があると考えます。  現在はまだ感染者が多いこと、治療薬ができればインフルエンザの流行のような対応が可能になることが考えられます。今後そうした状況や国や県の動静を注視しながら、当面は黙食を継続してまいります。(降壇) 85 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  まず、国や県の動静を見ながら対応してまいりますと答えたのは、この新型コロナウイルスに関してであります。その他様々な問題、市で起きている様々な問題を解決するために、市として県に要望したり、あるいはそれを国に要望したり、長崎県市長会として取り上げ、九州市長会に上げたり、九州市長会から全国市長会に上げたり、それを国に申し上げたりしてきているのは事実であります。それは松浦市に裁量権があるものであります。しかしながら、この新型コロナウイルスについては、松浦市にその裁量権はありません。国の方針はまず、国がその対策を決め、都道府県に下ろし、市町村はそれを個人における対策の普及や国及び都道府県の要請に応じ適宜協力していくというのが行政の役割であります。ですから、全てのものを全く下から上げない、ただただ上から言われるとおりやっていると、そういうことではないということをまずは御理解いただきたいと思います。  そして、大人もみんな会食しているという発言がありました。果たしてみんなでしょうか。医療関係者の皆様や、そういった方々はいまだに辛抱しておられると思います。実際に自らの結婚式で披露宴ができなかったという方々もいらっしゃいます。そういった方をみんな一緒にしているという発言はいかがなものかと、このように思います。  まず、大人が会食をしている状況と学校教育における給食の時間の黙食の実施を一緒に論じることは難しいというふうに考えています。なぜなら、もちろん私もこの期間に会食を全くしていないというわけではありません。しかし、必要に応じてやっているわけでありまして、大人は自らに感染のリスクが高い場合、あるいは自らの身内にそういった感染、重症化のリスクが高い方々はその場に参加しないという選択肢があります。しかしながら、学校における黙食については、まず、感染防止の目的があります。学校においては学級閉鎖や学校閉鎖の可能性がありますので、クラスターにならないようにする必要があります。  2つ目は、家庭環境の違いであります。  感染防止対策においては、感染リスクの高い人への配慮が必要であります。高齢者がいる御家庭、心臓疾患等重症化リスクの高い人がいる御家庭もあります。そうした家庭環境の違いを無視して、児童生徒が集まる学校で感染リスクの高い会食をさせた場合に、学校へ登校させることをちゅうちょされる御家庭が出てくるかもしれません。  黙食の緩和を表明している自治体も出てきておりますけれども、松浦市としては、みんなが安心して学校へ通うことができるよう環境が整う状況になるまでは、現状維持を基本としながら、併せて国や県の動向を見ながら、教育委員会と共に可能な対応を検討してまいりたいと考えております。(降壇) 86 ◯ 3番(大橋尚生君)  結婚披露宴ができなかったとか、そういったお話がありましたけれども、そういった細かいところを見て私は言っているわけではなくて、その子どもたちが一律にそういうふうになっている。子どもは給食を食べていますので、もう自分のお膳は個人個人のお膳なんですよね。大人が会食するというのは取り箸、菜箸、こういうのがありまして、接触する機会があります。私は子どもの給食に関してはリスクが少ないんじゃないかなというふうに思っております。  次の質問に移ります。  住宅セーフティネットとしての公営住宅の在り方についてですね。住宅セーフティネットとはどういうものか、教えてください。 87 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  住宅セーフティネット制度とは、経済的な困難など生活を脅かす危機に陥っても最低限の安全を保障する社会的制度の一環であり、対象は低所得者のみならず、高齢者、障害者、子育て世帯、外国人、災害被災者などを住宅確保要配慮者として、安全かつ良質な住まいとして登録された住宅を提供する施策であると考えております。 88 ◯ 3番(大橋尚生君)  住宅セーフティネットの中核をなすのは公営住宅かと思いますけれども、先ほど崎田議員の質問の中で答弁等ありましたので、ちょっと別の質問。  一時募集を停止している公営住宅があるということでした。その状況も先ほどお伝えしていただきました。空き家状態になっているかと思いますけれども、空き家状態のままではどんどん老朽化が進んでいき、空き家対策に取り組んでいる松浦市自体が空き家問題を抱えているといった状況になることも懸念されますが、今後どのようにお考えか、教えてください。 89 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  公営住宅法に定められている耐用年数を経過し老朽化した住宅は7団地169戸あり、現在公募を停止しております。
     これらの空き家につきましては、公営住宅等長寿命化計画に基づき除却あるいは建て替えを行い、効率的、中・長期的な公営住宅等の管理計画の遂行に努めてまいります。 90 ◯ 3番(大橋尚生君)  お隣の佐世保市、北九州市においては、高齢者や日常的に介助が必要な方がいる世帯の自立した生活を支援するための公営住宅として、シルバーハウジングという取組があります。松浦市においても、松浦市住宅マスタープランの中に高齢者向けの公営住宅を造るシルバーハウジングプロジェクト導入といったことが上げられておりますが、どういった取組になりますでしょうか。 91 ◯ 長寿介護課長(荒木典子君)  お答えいたします。  ちょっと質問からずれるかもしれませんが、先ほど北九州で高齢者向け公営住宅に入居する方に生活援助員の派遣ということがありましたので、そのことについてお答えしたいと思います。  高齢者住宅への生活援助員の派遣につきましては、地域支援事業の任意事業に位置づけられていますが、本市には活動の場となるシルバーハウジング等高齢者向け住宅がありませんので、本事業は実施しておりません。しかしながら、高齢者の住まいと住まい方については課題もあるため、地域ケア会議に専門部会を設け、関係課と共に検討を行っているところでございます。  以上です。 92 ◯ 3番(大橋尚生君)  このシルバーハウジングの中で取り込まれている長寿介護課が行うような事業ですね、介護予防・日常生活支援総合事業、いわゆる総合事業という中でこの見守り等のケアをされているわけです。小学校区単位のまちづくり計画を掲げている松浦市としても、こういった取組が総合事業の中で行われていくと非常によくなるのではないかなというふうに思っております。  このシルバーハウジングのような取組ができれば、サービス付高齢者住宅の機能を戸建ての公営住宅でも機能させることができ、医療・福祉チームが巡回ケアできるようになります。  こういったことを踏まえて、2025年問題を見据え、入居できる介護施設がないといった状況の方、今も既に非常に多くおられますけれども、低額所得者、生活保護世帯等の高齢者の方々も安心して暮らすことができる集合住宅として、松浦市公営住宅等長寿命化計画の中にもあるように、高齢者向けの公営住宅を造ることを今後検討していかれたらどうかと考えますが、いかがでしょうか。 93 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  耐用年数を経過し、募集を停止している住宅については、今後、除却または建て替えを行っていくことになっており、補修、整備により用途変更をし活用できる状態ではないと考えております。 94 ◯ 3番(大橋尚生君)  その長寿命化計画の中で、建て替えとかいうのも計画の中にあると思います。その建て替えの際に、高齢者向けとかいったのをぜひ検討していただければというふうに考えております。  公営住宅は民間の賃貸住宅に比べて低額な家賃が設定されていて、先ほど崎田議員の質問の中にもありましたが、住宅に困窮する低額所得者であっても入居が可能となっており、いわゆる住宅セーフティネットの中核としての機能を有しております。しかし、一方で入居希望者が入居を応募することを断念せざるを得ないことが発生しているようです。  松浦市公営住宅条例第10条第1項の内容を教えてください。 95 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  松浦市公営住宅条例第10条第1項では、公営住宅の入居決定者が行う手続としまして、市長が定めた資格を有する連帯保証人2名が連署した請書の提出をすること及び3か月の家賃に相当する金額の敷金を納付することが定められております。 96 ◯ 3番(大橋尚生君)  続いて松浦市公営住宅条例施行規則第10条をお答えください。 97 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  ちょっと長くなるようですので、抜粋しても結構でしょうか。(「保証人に関連して」と言う者あり)はい。  公営住宅条例施行規則第10条には連帯保証人の資格について定めてあり、その資格につきましては、市内に居住していること、市税を滞納していないこと、未成年、成年被後見人、被保佐人または破産者でないこと、独立の生計を営み、入居決定者の収入と同程度またはそれ以上の収入を有することなどとなっております。 98 ◯ 3番(大橋尚生君)  これら2人の保証人を立てるということで非常にお困りの方もいらっしゃるようですけれども、公営住宅の目的は公営住宅法においてどのように規定されていますか。1条の目的をお答えください。 99 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  公営住宅法第1条で規定されるこの法律の目的は、「国及び地方公共団体が協力して、健康で文化的な生活を営むに足りる住宅を整備し、これを住宅に困窮する低額所得者に対して低廉な家賃で賃貸し、又は転貸することにより、国民生活の安定と社会福祉の増進に寄与することを目的とする。」とされております。 100 ◯ 3番(大橋尚生君)  今お伝えされたような状況にあるわけですけれども、そこで保証人が立てられないということで断念せざるを得ない方が出ておられます。生活困窮者と想像すると、やはり生活に困窮しているわけですから関係性も困窮するのではないかと、そういった方が2人の保証人を立てるというのは非常にハードルが高い問題なのではないかなというふうに思いますけれども、その中で、条例第10条第3項に免除制度があると思いますけれども、それをお答えください。 101 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  松浦市公営住宅条例第10条第3項では、通常、連帯保証人については2名必要となっておりますが、市長が特別な事情があると認める場合については免除することができることが規定されております。 102 ◯ 3番(大橋尚生君)  この極めて抽象的な条項が定められているわけですけれども、特別な事情がある場合ということですね。こういった先例はないということを先日お伺いしましたが、この特別な事情がある場合というのは、入居希望者にとっては自分がそれに該当するのか該当しないのか分からないわけですね。予測がつかない。そういった段階でもう諦めてしまうというケースが実際に出ているのではないかなというふうに考えるわけですけれども、これら連帯保証人2人の連署を確保することが困難な生活困窮者の現状、また、今後ますます増えてくることが予想される単身高齢者等の増加など、公営住宅を取り巻く状況を踏まえ、国土交通省が平成30年3月30日に各都道府県知事及び政令指定都市の長宛てに発した通知、「「公営住宅管理標準条例(案)について」の改正について」において、公営住宅の入居に際して連帯保証人等を不要とする条例案を発してあると思います。その趣旨の内容を教えてください。 103 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  国土交通省が平成30年3月に発した公営住宅管理条例(案)の改正により、連帯保証人に関する条項が削除されました。  その趣旨につきましては、「今般の民法改正による債権関係の規定の見直しや単身高齢者の増加等を踏まえ、今後、公営住宅の入居に際し、保証人を確保することがより一層困難になることが懸念されるところ、保証人を確保できないために公営住宅に入居できないといった事態が生じることがないよう、保証人に関する規定を削除するもの。」となっております。 104 ◯ 3番(大橋尚生君)  以上のことから、国土交通省のほうもその条文を削除することということを通知されていると思います。  これまでに連帯保証人2人の連署を確保することができずに入居を辞退するに至ってしまった方々、また、この高いハードルを前にそもそも応募することすら断念してしまっていた生活困窮者の住民の皆様に救いの手が差し伸べられるよう条文改定等を要望したいと思いますが、市長のお考えをお聞かせください。 105 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  住宅に困窮する低所得者への住宅提供という公営住宅の目的を踏まえますと、連帯保証人を確保できないため入居できないといった事態が生じないようにしていくことが必要であり、また、保証人の確保を公営住宅への入居に際しての前提とすることから転換しなければならないということは理解をしております。  一方で、連帯保証人は名義人と連携して家賃、損害賠償金、その他の債務について責任を負うこととなり、また、死亡時の緊急連絡先、トラブル発生時の対応等を担っていただくという面もあることから、まずは連帯保証人に関する規定を削除することによってどのような課題が生じるのか整理してまいりたいと、このように考えております。(降壇) 106 ◯ 3番(大橋尚生君)  ぜひ検討していただきたいと思いますけれども、日本弁護士連合会のほうからも、先ほど言われたように保証人に保証してもらうというのはなかなか、時にそぐわないということと、あと、亡くなられたときというのは、連絡人を決めておけばいいのではないかといったことも提案されていますので、その辺も含めたところで御検討いただければと思います。  次の質問に移ります。  地域の農家を守り、安全な食の確保をする「ローカルフードシステム」の構築に向けてということで、まずは今回の議会に物価高騰等の農家支援の予算組みをしていただいたことを市民に代わってお礼申し上げたいと思います。  現在、日本の食料自給率がどのぐらいになっているのか、教えていただけますでしょうか。 107 ◯ 農林課長(金子英樹君)  お答えいたします。  農林水産省によりますと、令和3年度の日本の食料自給率はカロリーベースで38%となっております。  以上でございます。 108 ◯ 3番(大橋尚生君)  現在、農家さんのほうで行われている慣行栽培と言われるもの、肥料等を使ってやる方法かと思いますけれども、この慣行栽培において使用される化学肥料についてお尋ねします。  現在、一般的に使用されている化学肥料(窒素、リン酸、カリウム)の国内自給率はどのくらいになっているでしょうか。 109 ◯ 農林課長(金子英樹君)  お答えいたします。  化学肥料の主な原料の窒素、リン酸、カリウムにつきましては、ほぼ100%が輸入されていますので、自給率はほぼゼロ%でございます。 110 ◯ 3番(大橋尚生君)  現在、食料の国家安全保障上の重要性が非常に叫ばれておりまして、来年2023年には前例のない世界的食料危機になるのではないかというふうに言われております。コロナ、中国の爆買い、異常気象、ウクライナ紛争などで、肥料が輸入できない、お金を出しても輸入できないという状況に今直面しているようです。世界的にも自国民の食料確保のために防衛的に輸出規制に取り組んでいる国が多数出てきておるようです。肥料の原料産出国である中国も、自国で必要になる肥料の安定確保と食物の爆買いによる備蓄に熱心になっており、輸出規制となっているようです。  これまで中国からの肥料の輸入についてはどのような状況だったでしょうか。 111 ◯ 農林課長(金子英樹君)  お答えいたします。  農林水産省によりますと、中国から輸入している肥料の原料につきましては、リン酸が90%、窒素が37%で、カリウムはゼロ%となっております。  以上でございます。 112 ◯ 3番(大橋尚生君)  今お答えいただいたように、肥料が輸入できないと。商社やJA全農は慌てて輸入先を切り替える取組に躍起になっているそうですけれども、日本の肥料消費量は世界の0.5%にすぎず、購買力が強い中国などの大きい市場のあおりを受けるわけですが、中国の輸出規制によって困難になりつつあった状況に加え、ロシア、ベラルーシへの経済制裁により両国からの輸入ができなくなっているようです。  ロシア、ベラルーシからの化学肥料の輸入がどのくらい行われてきていたのか、教えてください。 113 ◯ 農林課長(金子英樹君)  お答えいたします。  同じく農林水産省によりますと、ロシアからはカリウムを16%、ベラルーシからはカリウムを10%輸入しています。  以上でございます。 114 ◯ 3番(大橋尚生君)  食料自給率が37%、その37%のうちの野菜等を育てる肥料はほぼ100%が輸入という状況で、野菜を作れない現状がもう目の前に来ているのかなと思いますけれども、食料安全保障の問題は肥料だけではないようでして、私たちが日々食している野菜や卵、これらも輸入に頼っているようです。  野菜の種、また、日本に出回っている卵を産んでいる鶏、これらはそれぞれ輸入依存度がどの程度あるか、教えてください。 115 ◯ 農林課長(金子英樹君)  お答えいたします。  市場に流通しています野菜の種のほとんどは種苗メーカーが生産したものですが、その生産が海外で行われているために、90%以上が輸入している状況です。  鶏卵用の鶏につきましては、96%が外国産となっておりますけれども、形態といたしましては、ひなやふ化する前の卵の状態で輸入されたり、その親鳥を輸入して国内で繁殖させたりするケースがあるようです。  以上でございます。 116 ◯ 3番(大橋尚生君)  野菜の種もほぼほぼ外国、鶏も90%以上が外国産ということで、餌が止まれば自給率は12%、ひなが止まれば今でも卵はゼロ%の自給率のようです。これだけ食料を輸入できないという現状がもう目の前にあるという状況にあるわけですけれども、これが量だけの問題ではなくて、輸入品の質にも問題があるということが言われております。  ポストハーベスト農薬というものがあるようですが、どういったものか教えてください。 117 ◯ 農林課長(金子英樹君)  お答えいたします。  農作物の収穫の後に使う殺菌剤や防カビ剤のことでございまして、一般的には長期間の保存が必要な輸入農産物に用いられることが多く、果物や穀物などの輸入農産物に使用されているということでございます。  以上でございます。 118 ◯ 3番(大橋尚生君)  輸入する食品、果物などに、輸入する前にそのもの自体に農薬を吹きかけられるわけですけれども、このポストハーベスト農薬の濃度は、通常畑で使われる農薬と比べてどのようになっていますでしょうか。 119 ◯ 農林課長(金子英樹君)  残留農薬という点でお答えいたします。  農薬工業会の資料によりますと、日本ではポストハーベスト農薬を使用することはほとんどないようです。農薬を収穫前の畑で使用した場合と収穫後に使用した場合では、通常ですと収穫後に使用した場合の残留農薬が多くなりますが、農作物の農薬残留量には食品衛生法で基準値が設定してありまして、健康に影響が出ないよう管理されているようでございます。  以上でございます。 120 ◯ 3番(大橋尚生君)  このポストハーベスト農薬というのは日本では禁止されております。それが輸入される農産物には使用されている。どういうことかというと、このポストハーベスト農薬は、輸入品においては食品衛生法上の取扱いは食品添加物として取り扱われております。そういった問題が輸入品の中にはあると。飼料、肥料、そういった資材の高騰と別に、そのもの自体の安全性も疑問が残るということです。  そのほかにも、例えば牛ですね、日本国内で育てる肉牛には肥育ホルモン剤の使用は認められていませんけれども、アメリカ等から輸入する牛肉には人工ホルモン剤が使用されているとか、そういったような問題もございます。  それらを踏まえて、日本の農業はこれまでずっと貿易自由化の犠牲になってきたわけですけれども、私が議員になってから、農業で生活、生計を立てておられる市民の方に、農業で何かお困りではありませんかとお尋ねしたときに、農業は政府の政策によって力を弱らせてきたということをおっしゃられました。農業はインフラなんだというふうに嘆かれておりました。なるほどそのとおりだなというふうに今は思うわけですけれども、国民の命、生命等を守るのにまず一番必要なのがこの食料の問題、今その問題に直面しております。  先進国と言われる国々の中で、日本だけがここ30年、賃金水準が上がっていないと言われますけれども、農業者数の推移を教えてください。
    121 ◯ 農林課長(金子英樹君)  お答えいたします。5年ごとに実施されます農林業センサスのデータでお答えいたします。  平成2年が2,088経営体、平成7年が1,893経営体、平成12年が1,790経営体、平成17年が1,323経営体、平成22年が1,195経営体、平成27年が1,025経営体、令和2年が890経営体となっておりまして、平成2年から令和2年までの30年間で57.4%、1,198経営体の減少となっております。  以上でございます。 122 ◯ 3番(大橋尚生君)  大変な問題かなというふうに思いますけれども、各自治区の公民館などに行くと、田畑を色塗りされている地図がございます。この先10年となると、もう真っ赤に塗ってある地図があるわけですけれども、赤色というのは80歳以上ということのようですが、今後10年先、松浦市の農業者の状況はどのように変遷していくと予想されますか。 123 ◯ 農林課長(金子英樹君)  お答えいたします。  議員が申されました各地区の公民館に貼ってある地図といいますのは農林課で作成しております人・農地プランの地図でありまして、これは農業者が話合いに基づき、地域農業における中心経営体、地域における農業の将来の在り方などを明確にするものでございまして、令和2年度から3年度にかけまして、市内91集落を23のグループに分け話合いを行いまして、各農地を耕作されている方々の現状を年齢で色分けし、80歳以上の方々が耕作されている農地を赤で表示したものです。地図は現在と5年後、10年後の予測の3種類を掲示しております。  また、今年度からこの人・農地プランを発展させまして、地域計画の策定に取り組むこととしております。これは、今後の高齢化や人口減少の本格化により農業者の減少や耕作放棄地が拡大し、地域の農地が適切に利用されなくなることが懸念される中、農地が利用されやすくなるように農地の集約化等に取り組み、地域ごとの話合いで目指すべき将来の農地利用の姿を明確にし、それを実現するために地域内外からの農地の受け手(耕作者)を幅広く確保するためのものでございます。  今後10年での松浦市の状況はという御質問ですけれども、このまま何もしなければ、地図で赤くなった農地につきましては、機械が乗り入れにくいなどの条件があまりよくない農地から順番に耕作されなくなるものと思われますので、地域計画を策定する中で、本市の持続可能な農業振興に向け協議をしていきたいと考えております。  以上でございます。 124 ◯ 3番(大橋尚生君)  この現状を踏まえて、これが輸入に依存した食の見直し、そして衰退していく地域の農家を守っていくという目的で、立憲民主党の参議院議員の川田龍平さんが東京大学の鈴木宣弘教授と共にローカルフードプロジェクトチームというのを結成されております。そのローカルフード法案を今後、国会のほうで法案化される見通しとなっております。  どういったものかというと、地域外で作られた安い食材ではなく、地域で安全に作られた食材を地方自治体が優先して確保することによって地域の農家を守ることができる、学校給食でそれを取り組んでいくと。それで成功すると、それが児童生徒たちの家庭に波及する、そして、それが地域のスーパーをも変えていくと。  世界でも日本国内でも、学校給食がきっかけとなって地域の農業が盛んになってきたところは数多く事例があります。愛媛県今治市などがその先進事例で、今治市食と農のまちづくり条例というものを平成18年に制定されております。  農協の方にお伺いしたところ、農作物は様々必要量を言っていただければ農家さんに生産していただくことは可能だとおっしゃられていました。農家さんなどの個人と、行政の公、それに協同組合などの共助の組織を加えたところで、共生システムを松浦市においても構築していかなければならないのではないかと考えております。  生産者の中には児童のお父さん、お母さんもおられて、あそこの家で作ったものだよということになっていけば、それこそ市長概況報告でもおっしゃられたように、「ふるさとを愛し、誇りに思う心情」を育むことになるのではないかと思っております。  厳しい財政状況かとは思いますが、学校教育予算、1次産業振興予算などを横断的に総動員して、地域の消費者、農家、漁師、学校企業など多くの人たちが関わって、食を皮切りに地域循環型のシステムを構築していくことが必要だと考えます。これこそがチーム松浦の取組となるのではないかと。松浦市において、ふるさと納税にも大いに貢献してくださっている1次産業の皆さんを元気にしていかなければ、地元の活性化はあり得ないと私は考えております。  そこで、市長にお諮りしたいと思います。  国会においてローカルフード法が承認されれば、予算措置も行われていくことになると考えられます。この流れに乗り遅れないためにも、このローカルフード条例の制定にぜひ松浦市も早急に取り組んでいただきたいと考えますが、市長の考えをお聞かせください。 125 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  まず、今回のこの農業政策に関します質問につきましては、本来、国会で議論されるような大きな問題ではないかと思っておりまして、この秋にも召集される臨時国会においても、まさに食料安全保障の分野で様々な議論がなされると思っておりまして、今、議員がおっしゃったローカルフード法案のその動きについては国の動きを注視していきたいと思っております。  あわせて、先ほどおっしゃいました地産地消をもっと進めていくべきではないかという御指摘でありますが、これは令和2年6月に松浦市市内経済循環と市外需要の獲得の推進に関する条例というものを制定いたしまして、市内での消費喚起等、そして、できる限り地域の農業、地域の商工業を守っていくためには、市民の皆さんの御理解、そして、それぞれの事業者、あるいは農業者、漁業者、こういった方の理解、協力も必要であるということを踏まえた条例を策定、制定をしております。この条例の趣旨に従って今後施策を進めてまいりたいと、このように考えております。(降壇) 126 ◯ 3番(大橋尚生君)  学校給食の食材等々いろいろ見ておりますと、まだまだ市内生産品を使える部分があるのではないかなというふうに私は感じておりますけれども、そういったところは今、別の条例があるということですので、それを踏まえて私のほうも今後勉強してまいりたいと思いますけれども、学校給食においてもっともっと松浦産の物を使える余地はあるのではないかなと思っております。そのあたりは同僚の志水議員のほうにお渡しして、私の質問は以上で終わりたいと思います。ありがとうございました。    (大橋議員 一般質問席 降壇) 127 ◯ 議長(谷口一星君)  以上をもって大橋議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。       午後2時13分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午後2時25分 再開 128 ◯ 議長(谷口一星君)  再開いたします。  休憩前に引き続き、会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、2番・吉岡議員の登壇を願います。  (吉岡議員 一般質問席 登壇)(拍手) 129 ◯ 2番(吉岡健次君)  皆さんこんにちは。  松暁会の吉岡健次です。本日最後となりますので、よろしくお願いいたします。  さて、先週、台風11号の際は、避難所を早期に開設していただきましてありがとうございました。私も20時半頃から調川と今福の避難所に行き、状況を確認していきました。2か所で約20名の方が避難されていました。職員の方々には長時間にわたり避難所での対応お疲れさまでした。町民に代わりましてお礼申し上げます。  今後も台風などの災害に見舞われることもあると思います。市民の方を災害から守るためにも、お互い情報交換を行い連携を取っていくことが必要と思いますので、よろしくお願いいたします。  そして、昨日は市内の中学校のほうで体育祭がありまして、私も保護者として参加いたしました。子どもたちは暑い中、全力で取り組み、最高のパフォーマンスを披露してくれました。  今回、調川中学校は、コロナ感染対策のため、申し訳なかったんですけれども、来賓の方には控えていただきまして、その代わり保護者以外にも、兄弟や祖父母など人数制限もなく観覧させていただきました。卒業生の保護者といたしましては大変ありがたい取組で、学校のほうに感謝しているところでございます。  また、このたび運動会の種目に、コロナ感染拡大以前に行っておりました生徒と保護者とが共同で行う競技を復活させました。笑いあり、また感動ありの種目でありました。  調川はPTAの熱が大変熱いまちです。今後も以前みたいにPTAの競技を復活させてもらい、子どもたちに親の頑張る姿を見て何かを感じ、そして何かを得てほしいと思っております。  また、調川地区の未来会議で提案されました調川町民体育祭の件ですけれども、関係各者と協議を重ねて、来年もしくは再来年に開催できたらと思っております。  それでは、最初の質問に行かせていただきます。  コロナ感染対策についてお伺いします。  コロナ感染の第7波も感染者が一時期に比べ減少してきましたが、まだ油断はできません。県は全数把握を見直され、今後の発生届は65歳以上の高齢者や妊婦などの重症化リスクが高い人に限定されました。また、国も26日から見直すと先日表明があっております。  そして、今コロナは2種ですけれども、5種相当ランクに下げるよう国も今検討されております。今後どうなるか、現状は分かりませんが、また、第7波が全国的に増え続けました7月、8月におきましては、本市においても至るところで、感染しましたとか、濃厚接触者になってしまいましたとお聞きしました。本市は1日の感染者数が他市に比べたら少ないです。多くても40名半ば、50名未満ぐらいですかね。市民の皆さんは少ないと思われておられますけれども、でも、本市にとっては、病院や医院ではやはり1日で検査できる件数には限りがあるみたいです。もともと検査数が少ない状況でございます。  そこでお聞きしますけれども、本市において、7月、8月のコロナ感染者の陽性率をお答えいただければと思います。 130 ◯ 健康ほけん課長(岡 正文君)  お答えいたします。  市では新型コロナウイルス感染者の陽性率は把握しておりませんので、所管である県北保健所に確認いたしましたところ、保健所でも陽性率の集計はしていないということでございました。 131 ◯ 2番(吉岡健次君)  そうですよね。私も保健所のほうに確認いたしまして、そう言われました。  私も医療の現場で働いているナースや、ほかにも医療従事者の方と時々お話をするんですけれども、先週、ある病院の看護師さんとお話をいたしました。大体1日20人ちょっとの検査をされていると言われました。その中で陽性者は半分以上と言われております。  また、これは違う病院の方なんですけれども、医療従事者の方と昨日もお話ししましてお聞きしましたら、そこは発熱外来がありまして、20人が限度ということで、陽性者がほとんどと言われております。これが松浦市の今の現状なんですね。  やはりこれは陽性者率が、今ちょっとお話ししましたけれども、松浦市は検査の人数に対して陽性者率が高いというのがお分かりいただけるんではないかなと思っております。  次に、7月、8月合わせての10歳代以下と70歳代、80歳代以上の感染者を10歳単位でお答えいただければと思います。 132 ◯ 健康ほけん課長(岡 正文君)  お答えいたします。  同じく県北保健所に確認いたしましたところ、年代別の感染者割合を御提示いただきましたので、その率をお答えいたします。  10歳未満12%、10代13%、20代12%、30代16%、40代15%、50代12%、60代9%、70代5%、80代以上6%という数値でございました。  参考までに、7月から8月の松浦市内での感染者総数は1,278人でございました。  以上です。 133 ◯ 2番(吉岡健次君)  今の返答から分かりますように、若年層──若年層といいましても10代、20代が多いんですけれども、特に10歳未満の方に私は今一番着目をしております。  多分10歳未満のほとんどが未就学児だと思っております。この年代に関しましては、ニュースの報道でもあっておりますけれども、多数の幼稚園、保育園などでクラスターの発生があっており、学級閉鎖などの対応が取られております。本市においても、園の閉鎖、学級の閉鎖の対応が取られたと聞いております。  そこでお聞きしますけれども、今年度になり、こども園、保育園においてどれくらいの園で園閉鎖、学級閉鎖が行われたのかをお答えいただければと思います。 134 ◯ 子育て・こども課長(土谷由子君)  市内の保育所などの児童福祉施設等におきまして、令和4年4月から本日までに臨時休園を行った施設は、保育所が2か所と学童保育が1か所、また、クラス単位の登園停止を行った施設は2か所ございました。  以上です。 135 ◯ 2番(吉岡健次君)  それでは、発熱などで登園自粛をお願いした園児が分かるのであれば、ちょっとお答えいただければと思うんですけれども、どうでしょうか。 136 ◯ 子育て・こども課長(土谷由子君)  職員や園児の新型コロナウイルス感染の情報につきましては、職員、また保護者に同意を得て、施設から市へ提供していただくこととしておりますので、児童の陽性者数や濃厚接触者数につきましては把握をいたしておりますが、新型コロナウイルスの感染状況を理由に登園を自粛されている保護者、また児童数につきましては把握いたしておりません。  以上です。 137 ◯ 2番(吉岡健次君)  私がいろいろと園で聞きましたけれども、やはり保護者によっては、コロナ感染がひどくなっていると言って、または周りに発熱された方、喉の違和感があると言われて自粛されていた園児さんも結構いたと聞いております。  子育て・こども課に関しましては、園に対して感染に対するガイドラインや園閉鎖をする際に基準などがあると。先日、私、6月議会の文教厚生委員会で質問したときに、あると答えられました。そのガイドラインや基準を、今お答えできる範囲でいいので、ちょっと教えていただけたらなと思います。 138 ◯ 子育て・こども課長(土谷由子君)  保育所等における新型コロナウイルス感染対策につきましては、国の対策方針に基づきまして、基本となる感染症対策ガイドラインや、それから県が示します新型コロナウイルス感染症対策マニュアルに沿って様々な感染対策を講じております。そして、市としては公表される最新の情報を随時施設へ送信し、活用していただいております。  しかし、そうした中でも、やはり感染者が発生した場合は、市として感染症発生時の施設の対応をマニュアル化しておりますので、施設と共有し、それらに沿った対応をお願いいたしております。これにつきましても4月に改定をし、施設長会議で配付して説明をいたしているところでございます。  休園の措置につきましてでございますけれども、国、県から示されている基本的な考えを基に、開所を継続するのか、または一部、もしくは全部の臨時休園を行うのか、地域の感染状況や保育の提供状況等を踏まえて、保健所への相談と施設との協議の上、市として最終判断を行っているところでございます。  基準をとおっしゃいましたので、詳しく申し上げますと、流行する株の性質、それや感染拡大の状況により、療養期間や保健所の対応も適宜見直されている中で、本市における休園等の判断につきましては、これまで行った休園等の措置を参考にしながら、施設の保育環境──児童数だとかクラス割り、また職員の数などですけれども、そういった保育環境や感染の状況、一定のクラスで発生しているのか、それとも全体なのか、または職員で流行しているのか、それとも児童で感染が広がっているのか、あとまた家庭内感染なのか、もしくは園の活動を起因とする集団感染が起こっているのか、そういった感染の状況を施設ごとに総合的に判断し、保健所へ集団感染として取り扱うことについて確認をした上で、休園等の措置を決定いたしております。  これらの判断基準というのは、株の性質や国の方針で変わってまいります。最新の公表情報を確認して把握、検討し、決めなければならないので、園のほうに直接お示しするというのは大変困難ですし、そういった事態になっている施設につきましては、連携を密にして一緒に対応させていただいておるところでございます。  以上です。 139 ◯ 2番(吉岡健次君)  今、ガイドライン、基準を各園のほうに配付していると言われましたけれども、私は各園の、今、市内の各こども園、保育園があるんですけれども、何か所かに行ってお話を聞いてきました。  私が伺った園では、確かに基本的な感染対策のマニュアルというか、対策の掟は送られているところもあると言われたんですけれども、学級閉鎖とか、そういう基準のガイドラインはないと、送ってきていないと言われましたけれども、現場と行政の意見が食い違うのは何ででしょうか、お答えください。 140 ◯ 子育て・こども課長(土谷由子君)  判断基準というのをお示しするのが大変難しい状況というのは先ほどお話をしたかと思いますけれども、全ての園に対しまして休園をするためのマニュアルというのはございませんで、どのような感染状況であっても、園には、施設には開所をしていただくということを原則としておりますので、園に決定をしていただくような、園で考えて行動していただくような休園のためのマニュアルというのは存在いたしません。  以上です。 141 ◯ 2番(吉岡健次君)  閉鎖の基準、こういうふうなパーセントとか、これぐらい出たら、ちょっと園の学級閉鎖のほうを考えていますというガイドライン、基準もないということですか。 142 ◯ 子育て・こども課長(土谷由子君)
     私どもが目安としておりますのは、施設の活動を起因として集団感染が起こっているかというところでございます。本来は保健所の指導の下、休園等は行われることになりますが、今のところ逼迫した状態ですので、私どもが一時的に判断をさせていただく部分もございます。  そういった中で、施設の活動を起因としている──ですので、施設で初めて陽性者が発生するという部分ですね。ですので、濃厚接触者というのはカウントしておりません。  それから、集団感染が起こっているか、クラスターの状態がどうなのかということを保健所のほうに確認いたしました。そうしますと、2日前からの陽性者の数というのを確認いたします。その中で、5人以上というのがたしか少し前のクラスターの判断基準だったと思います。今もそういった判断基準の下で休園を措置するかどうかというのを判断しております。  私どもが最終的には判断しておりますが、その前の確認については保健所のほうにお尋ねをしておりまして、先ほど休園したのが保育所が2か園と、それと学童保育が1園と申しましたけれども、その中で休園の措置を決めたのは、2つの施設は保健所のほうが判断をいたしております。そういった観点の中で休園の措置というのを考えているということでございます。  以上です。 143 ◯ 2番(吉岡健次君)  今、5人以上と言われました。今、保健所のほうが逼迫しているので、その辺は市が考えながら決めていると言われました。  こども園によっては100人規模の園児数がある園もあります。その辺に関しましては、5人で決めるんじゃなくて、私は多ければ多い園ほど早めに対処したほうが園の感染のリスクは減っていくと思います。特に幼児に関しましてはマスクもしていません。普通に子どもたちは会話して給食を食べていますので、その辺はきちんと配慮していただきたいと思います。  また、5人以上とか、いろいろあるみたいですけれども、現場がそういうことを知らない、分かっていない、分からない。やっぱり伝わっていないということも、私はこれはどういうことかなと思います。  やはり今、園が本当に大変なんですよ。子どもたち、幼児をだっこしたりとかして、いろいろ世話をしているこの子たちのためにも、やはり現状を知るということも、現場に行っていただいていろいろと現場を把握していただきたいなと私は思います。  この件に関しましては、私も他の県や県内の自治体のほうに問い合わせてみました。他県ではありますけれども、そこはちょっと大きい市ですけれども、やっぱり行政、保健所、または専門のドクターと意見を出して作成しているK市もありました。また、本県ではありますけれども、自治体が行政、保健所といろいろ話合いを行って、基本的な対策の周知、または閉鎖についても検討し、指導する場合があると明記したものを各園に配付して周知しているという自治体もありました。  小学校、中学校に関しましては、人数のきちんとした明確な周知がされていると思うんですけれども、教育委員会、その辺どうでしょうか。 144 ◯ 学校教育課長(松本政美君)  お答えいたします。  学校における学級閉鎖、学校閉鎖等の基準につきましては、文部科学省が示しておりますガイドラインに基づき、松浦市教育委員会では令和3年11月に市内小中学校における新型コロナウイルス感染症に係る学級閉鎖等の基準を定めております。  その後、令和4年4月には、オミクロン株に対応するため、家庭内感染者を除く学校内感染者を対象とする基準に改めて運用をしているところです。  なお、この内容につきましては本市のホームページにも掲載するとともに、小中学校の保護者に対しましては各学校を通じて周知をお願いしているところですが、今後も校長会と連携し、理解と啓発に努めてまいります。  以上です。 145 ◯ 2番(吉岡健次君)  ありがとうございます。そういう現場のほうから、学校のほうはそう聞いていますので、大変ありがたく思っております。  先ほど子育て・こども課のほうも、いろいろマニュアル、きちんと作成して送っていると言われましたけれども、現場はあまり周知されていないというのが現状であります。  私も感染については、やはり医療の現場に以前いましたので、よく理解はしていると思います。やはり感染というのは、先ほども言いましたけれども、火事と一緒で初期消火が本当に必要なんですよ。少しでも広まったらずっと広まっていきます。私もそこの病院の感染対策委員会のメンバーでしたので、医療の現場で働いているときに、やっぱりうつさない、持ち込まない、持って帰らないといつも心に思って、神経をとがらせながら勤務していました。  こども園や保育園の園の現場も一緒と思うんですよね。子どもたちにかからないように、そして広げないように、先生たちはふだん以上の労力を使って、体力も気力もすり削りながら勤務されていると思います。  電話で5人とかいろいろ言われているみたいですけれども、電話でいろいろ話せるぐらいなら、やはり現場に行って現状を把握して、そこで園の責任者、先生たちに周知していただきたいと思っておりますけれども、今後の対応はどうでしょうか、お願いします。 146 ◯ 子育て・こども課長(土谷由子君)  現場のほうへ出向いての対応というのは、私も感染のリスクが高いというふうに考えておりまして、必要以上には出向いていくことはございませんが、今後、収まったあたりで施設長会議をまた開催したいと思いますので、その場でまた再度確認をさせていただきたいと思っております。  以上です。 147 ◯ 2番(吉岡健次君)  現場の方も来てくださいと言われているんです。現状を見てくださいと言われている。それでも、今、課長さんはお話をして決めたいと。それじゃ、園と、現場と行政の溝は深まるばかりではないかなと思います。やはり現場に行って、園の先生の気持ち、そして子どもたちのかかったときのかわいそうな姿を見て、そこで対応していただきたい、そこを強くお願いしたいと思います。  市長、これが現実です。現場のため、小さい命のために、きちんとしたガイドラインや基準、これを説明や作成していただけるよう指示を出してもらいたいと思いますが、どうでしょうか、お答えをお願いします。 148 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  新型コロナウイルス感染症による影響が長期化する中で、乳幼児を預かる保育所等におかれましては、子ども一人一人の体調管理や保護者との協力体制、マスクの着用をはじめ、活動ごとの消毒作業と、従事される職員の皆様におかれましては日々大変な御苦労をされていることは承知いたしております。  新型コロナウイルス感染症防止対策につきましては、国、県の要請に応じて協力し、推進していくことが市の役割というふうに定められております。保育所等での休園に関しましても、地域の保育機能を維持できるよう、市が最終判断をすることと示されておりますし、現状において統一的な基準をお示しして、この基準に達したら一律に何々をするということはできないんではないかと、このように考えております。  今後も施設における感染状況を保健所に確認しながら市において措置の判断を行ってまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。  また、それぞれの施設の関係者の皆様方としっかり連携を取っていくということが行政として大切だと思っております。その施設の先生方が感染のリスク等をどのようにお考えなのか、そこは十分に把握した上で、引き続き適切な対応を取っていくべきだと、このように考えております。(降壇) 149 ◯ 2番(吉岡健次君)  ありがとうございます。保健所のほうに今きちんといろいろ情報を聞いている、情報交換していると言われましたけれども、私、先日電話したら、7月中旬、下旬やったですかね、以降、松浦市のほうから連絡、その問合せとかはあっておりませんと女性の方が言われましたけれども、まあ、いいです。  また、今ちょっと下降ぎみですけれども、寒くなったらまたコロナ感染が増える、広がる可能性も大いにあります。幼児が重症化したらやっぱり命の危険性に関わりますので、その辺のきちんとした対応を強くお願いしたいと思います。  次の質問に行かせていただきます。  乗り合いバスについてちょっとお聞きしたいと思います。  運行が始まったのが平成14年のときと。バスが今まで通らなかった道、または廃止になった路線などを中心に運行されておられます。その当時は地域の人からは大変歓迎されたと聞いております。  また、免許返納をされた高齢者の方もおられますし、大変助かると思います。また、免許返納をされた方々も結構市内にはおられると思います。  そこでお尋ねしますけれども、免許返納をされた方は直近で今どれぐらいおられるのか、お聞かせください。 150 ◯ 防災課長(浜崎孝裕君)  お答えいたします。  車の運転に不安を感じていらっしゃる方が運転免許証を松浦警察署に自主的に返納されておりますが、その実績につきましては、令和2年度と令和3年度の実績でお答えさせていただきます。  令和2年度の実績でございますが、40代から90代までの64人の方が返納をされております。年代別の内訳でございますが、40代1人、50代1人、60代7人、70代23人、80代28人、90代4人となっております。  続きまして、令和3年度の実績でございます。60代から90代までの64人の方が返納をされております。年代別の内訳でございますが、60代が4人、70代が24人、80代が31人、90代が5人となっております。  以上でございます。 151 ◯ 2番(吉岡健次君)  2年合わせて128人ですね。  以前ちょっと議会の記録を見ましたら、平成28年から平成31年で250名ぐらいの方が返納されておりますので、合わせて400名弱の方が返納されていることと思います。  近年いろいろと事件も交通事故もあっておりますので、やはり今、免許返納される方が増えているのかもしれないと思います。  また、高齢者や免許返納者からすれば、乗り合いバスは大変重要な交通手段でもありますし、現在8路線ありますけれども、直近3年間の全路線の全体の乗車率をお答えいただければと思います。  またもう一つ、ピーク時はどれぐらいあったのか、その2点お聞かせをお願いします。 152 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  お答えいたします。  乗り合いバス8路線につきまして、路線ごとに令和元年度、2年度、3年度の順で読み上げてお答えさせていただきたいと思います。  松浦交通センター御厨駅線5,405人、4,283人、3,275人。星鹿地区循環線9,131人、7,343人、6,260人。御厨駅(板橋)郭公尾線2,810人、2,545人、1,986人。御厨駅(中野)郭公尾線840人、655人、565人。御厨駅西木場公民館線3,004人、2,512人、2,945人。上志佐地区循環線2,069人、1,391人、1,479人。調川地区循環線3,602人、3,059人、2,373人。今福地区循環線2,984人、2,195人、2,112人でございます。  ピーク時の利用者数ということでございますが、平成14年度の運行開始から最も利用者が多い年は平成15年度で、年間5万9,528人となっております。  以上でございます。 153 ◯ 2番(吉岡健次君)  今のお答えで分かりますように、やっぱり年々乗車する方が減っているのはよく分かりますけれども、この辺に関しましても、少子化問題や人口減少など様々な要因があると思いますけれども、問題や改善面とかもいろいろとあると思うんですね。  バスの時刻や路線の問題なんですけれども、利用者の方にお話を聞くと、病院への通院や、また買物をするときは、やっぱり時間がどうしても合わなくて不便とか、または路線に関しましては、調川路線になるんですけれども、調川から学校前を通ったりとか、大平経由の上平尾行きなどはあるんですけれども、大小松から平尾を通って上平尾の線がないんですね。  その辺に関しまして、私、正直言って議員になる前はちょっと分からなくて、議員になったときにその地域の方からこの路線を考えてもらいたいと、なってすぐ言われました。あそこの道は、道も狭くはなく、ワゴン車など車が通っても差し支えはないと思います。  そこで、私は時間、時刻の見直しや路線の見直しも今後必要ではないかと思います。  あと先日、調川路線と上志佐路線のほうでバスに乗らせていただきました。乗車された高齢者の方が言われたんですけれども、できたら池成のほうにも通してもらいたかと言われました。  そういう市民の意見がありますので、その辺は検討していただきまして、あと、バス停の時刻表が破けていたりとかしていますので、その辺は担当課が時々はバス停などを回って整備のほうをお願いしたいと思います。  次に、これは先輩議員の方も質問されていますけれども、土日の運行についてなんですけれども、特に土曜日のほうを実現してもらいたいなと個人的には思っております。なぜかといいますと、土曜日は病院の診察も行われているんですね。やっぱり通院とかにも必要と思います。平日のようにとは言いませんので、本数を減らしてお願いしたいと思っております。  それともう一つ、土曜、日曜日に関してなんですけれども、市主催のイベント、いろいろあります。これは多分市報で入ってきたと思うんですけれども、市文化祭とか市のイベントなどが防災無線などでよく開催されますと言われていますけれども、高齢者や免許返納者の方など交通弱者の方にとっては、やっぱり行きたくても行けないわけですね。本市は現在、高齢者の外出機会を増やすために様々な取組をされております。これは通告していませんので、お聞きしませんけれども、この取組に重なるところもあると思います。そこで、ぜひイベントがある際は臨時便などをお願いしたいと思います。  以上3件、時刻、路線の見直し、土日の運行分、土曜だけでも可です。それと、イベントの際の臨時便の件など3点についてお答えいただければと思います。 154 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  お答えいたします。  路線の見直しにつきましては、昨年度作成いたしました松浦市地域公共交通計画に基づいて、順次、課題を解消していくような取組を進めてまいりたいと考えております。  次に、乗り合いバスの土日運行についてでございますが、土曜日だけでも運行できないかとの御質問でございますが、乗り合いバスを運行していただいている事業者においては、全国的にも深刻な問題である慢性的な運転手不足であるため、そのような課題が解決されない中で現在の人員配置や就労時間等を踏まえますと、現行以上に運行することは困難であると考えております。  また、先ほど議員が御指摘、御提案いただきましたイベント時に臨時運行ができないかという御質問でございますが、繰り返しになりますが、現体制では土日運行が困難な状況にあるため、臨時運行でも難しいのではないかと考えております。  以上でございます。 155 ◯ 2番(吉岡健次君)  先輩方の質問なされたときと大体答えは一緒だったかなと思います。これは市民の声なので、業者のいろいろ体制とかあるかもしれませんけれども、もう少し検討していただいて、ぜひいろいろと関係各者の方と相談していただいて、検討していただきたいと思います。  次の質問に行きます。  部活動の地域移行についてなんですけれども、この地域移行につきましては、スポーツ庁が中心となり進めているプロジェクトでございます。  なぜ地域移行に向けて進められているのかといいますと、それには少子化、そしてその少子化によりチームが編成できなくなったり、廃部、休部になる学校が増えてきたこと。また、部活の選択肢が減っている。そして、これが一番の重大な問題かもしれませんけれども、教員の長時間労働の問題などがあるわけです。  本市も例外ではなく、今年度、新人チームになってから軟式野球部が休部になった学校もありました。  また、それと別に、先日、中学校の新人陸上大会のほうに、私、引率で行ってきましたけれども、先生方は土日の引率で休みもなく、月曜からまた学校で仕事をされています。先生方の負担も相当だとそのときやはり感じました。  そこで、この課題を少しでも解決するためにこのプロジェクトが進められていると思っております。しかし、このプロジェクトにはメリットやデメリットも多々あります。  まず、メリットのほうですけれども、子どもにとっては学校になかった活動ができる。以前も前の議員が言われていましたけれども、サッカー部ですね。サッカー部が市内の学校にはありません。クラブ移行になればサッカーもできる、そういうことです。また、専門家の指導を受けられる。部活によっては、やっぱり専門の方がついていない部活動もありますので、その辺はクラブ活動になれば専門の方からきちんとした指導を受けられるなどがあります。  次に、教員、学校にとってですけれども、先ほど言いましたけれども、指導の負担が減るということですね。あとは地域との関係性が強まるなどがあります。  最後に、地域にとってですけれども、地域のスポーツ・文化活動の活性化につながるなどがあります。  次に、デメリットですけれども、子どもにとっては、学校管理下よりも子どもたちには過大な負担が増えるんじゃないかという点です。練習時間、あと試合数などですね。  次に、教員、学校にとっては、生徒との部活動を通じての関係性がなくなる。地域との連携がうまくいかなくなるかもしれないというケースもあると言われております。そして、学校の先生によっては、部活動を目指して教員になった先生もおられますので、それができなくなるんじゃないかなという点もあると思います。  地域にとってですけれども、地域によっての格差が広がる。または、生徒数によるが、クラブの受入れが多いところと少ないところと偏る可能性がある。  あとは指導者の質の問題ですね。これも問題になっておりますけれども、勝利至上主義の方もやはりおられます。そして、クラブ費、月謝の問題とあります。様々な問題がありますけれども、私は本市にとって一番大きな問題であるのが利用施設の問題ではないかと思います。  このように多くのメリット、デメリットがある部活動地域移行なんですけれども、本市の今現状はどのようになっているのか、お答えいただければと思います。 156 ◯ 学校教育課長(松本政美君)  お答えいたします。  公立中学校の部活動を地域団体や民間事業者等に委ねます部活動地域移行につきましては、議員御説明のように、令和4年6月にスポーツ庁の有識者会議である運動部活動の地域移行に関する検討会議において、令和5年度から3年間をめどに、休日における運動部活動の段階的な地域移行の提言が出され、その後、7月下旬には長崎県教育庁体育保健課から長崎県運動部活動地域移行推進計画が示されたところでございます。また、令和4年8月下旬には、文化庁の有識者会議であります文化部活動の地域移行に関する検討会議からの提言が長崎県教育庁学芸文化課を通じて示されたところであります。  この国の提言や県の計画を受けまして、8月に市教育委員会内に学校教育課と生涯学習課合同のプロジェクトチームを立ち上げたところでございます。地域移行に係る県の計画案や県内モデル地区の先行事例等について情報を共有しながら、本市における地域移行の課題の洗い出し、こういったことを現在行っているところでございます。  以上です。 157 ◯ 2番(吉岡健次君)
     このプロジェクトですけれども、今言われたとおり令和5年スタートで、令和7年まで3年間が集中移行期間となっております。3年間しかないんですよね。半年後、4月からは始まります。移行期間に入るわけです。間に合いますかね、これは3年間で、今の現状で。予備に1年間プラスで令和8年まで可能と示してはありますけれども、1年遅れるだけでチーム力は断然遅れます。他地区との格差も必ず生まれてくると思います。  他県ですけれども、進捗状況をいろいろ見ていますけれども、他県とかも、県はちょっと言いませんけれども、関係団体と、本市でしたらスポーツ協会、文化協会、学校の担当教師などと行政が説明会や討論会などを既に開いております。長崎県は確かに進み具合が遅いと思います。その中でも本市はまだ説明会すらされていない状況です。  先日の陸上大会のときに他地区の先生とお話ししましたけれども、現状をお話ししたら、ちょっとかなり疑問に思われておられました。この地域移行の取組を知らないスポーツ協会の方もまだ現にいるんですよね。  私は先日、この地域移行、クラブについて、うまくいくのかなと思って、教育委員会のほうに説明会の件とかお尋ねに行きました。そしたら、いつ開くのかなと思ったら、年度末までに開きますと。年度末ですよ。年度末といったら3月ですよ。4月から移行期間が始まるんですね。こんなプランで私は本気で間に合うのかなと、3年間しかないこのプラン、どうなのかなと正直思いました。  この地域移行、クラブ移行の件で、一番困る、被害を被るのは、今現在部活動をしている、文化部も言われますけれども、子どもたちなんですよね。この子どもたちのために、やはりもう少しきちんとプロジェクト、プランを進めていってもらいたいなと思っております。  現在、この地域移行につきましては、県内の先進地区ですけれども、長与町のほうはされておられます。その他、県内におきましてはまだ取組が確かにできていないようですけれども、ただ、ほかの市はスポーツクラブや文化クラブが多くあり、生徒からすれば選択できる環境が幾つもあります。それに、もう既に各施設に集まって合同練習会もしている地区もあるんですね。諸問題さえ解決していけば、他市はうまく移行できていくと思います。でも、本市は、クラブ数は少ない、クラブ間の連携も他市に比べたら取れていないように思います。この質問の冒頭にも言いましたけれども、協会の中にはこのプロジェクトを知らないスポーツ協会の方もいます。  教育長、この部活移行で犠牲になるのは、先ほども言いましたけれども、子どもたちなんですね。「教育のまち 松浦」とうたっているからには、きちんと対応していただき、早期に進められるよう、きちんとしたプランをつくっていただき、検討会などを早期に開催していただきたいと思いますけれども、どうでしょうか。 158 ◯ 教育長(黒川政信君)(登壇)  部活動の地域移行につきましては、国や県からその概要や計画が示されたところですが、その背景には、先ほど吉岡議員も言われたとおり、教員の働き方改革と少子化という2つの大きな理由があります。  部活動で育ててもらった世代としましては、部活動の教育的意義や部活動のよさについてもいま一度しっかりと確認した上で、地域移行の検討に入っていかなければならないと考えております。  これまで長年学校が行ってきた部活動を地域に移行することは、指導者の確保をはじめ様々な課題があり、各地域の実情や特性に応じた工夫が必要であると考えております。  先ほど言われましたが、県内モデル地区における先行事例は都市部の中学校を対象とした取組であり、これを本市にそのまま適用することは難しいと判断しております。  特に指導者の確保や地域の受皿となる競技団体の確保については、スポーツ協会や各種競技団体との連携が必要と考えますが、仮に受皿が整備できた場合でも、本市では地理的な要因から保護者の送迎や経費負担が大きくなると考え、それも課題であると考えております。  また、費用面などの負担が増えて参加できなくなる生徒が出た場合、継続できるような支援をどのように行っていくかも課題であると認識しているところです。  今後、まずは生徒たちのことを第一に考え、松浦市部活動地域移行検討会議の発足に向けて課題を整理しながら、松浦市に合った計画案の作成に取り組んでまいりたいと考えております。(降壇) 159 ◯ 2番(吉岡健次君)  今いろいろ問題を言われましたけれども、課題がいっぱいあるからこそ、早めにきちんとチームを立ち上げて取り組んでいただきたかったと率直に思います。  今、プロジェクトチームを立ち上げたということですので、今後の対応を見ていき、私も子どもたちを指導する現場の人間ですから、現場と行政が連携を取って、子どもたちにとって一番の道が、部活がきちんと支援できる体制をつくっていけたらなと思っておりますので、それをよろしくお願いしたいと思います。  最後に、次の質問に移ります。  スポーツ振興についてなんですけれども、市内または本市出身の児童生徒の中にはすばらしいアスリートがおります。先日、市長の概況報告でも紹介されましたように、何人かすごい生徒がおりますけれども、そのほかにもおられますので、ちょっと県外になりますけれども、御紹介したいと思います。  志佐中出身の大牟田高校に行っている澤田君、長崎南山高校の吉田君など、志佐中学校のときにソフトテニスで活躍されて、今回インターハイのほうに出場されております。  まだほかにもすばらしいアスリートはいると思うんですけれども、情報がない。県外、市外で活躍しているアスリートの情報がやはり十分ではないと思うんですね、活躍などが。  そこで、私といたしましては、もう少し視野を広げていただいて、市報やその他の方法でもいいので、活躍状況を報告していただきたい。報告することで同種目で頑張っている児童生徒たちの目標にもなります。モチベーションも上がっていきます。また、その選手たちも、報道されるということによって選手たちのモチベーションにもなっていきますので、その辺、今以上に情報を発信していっていただきたいと思いますけれども、その辺の対応はどうでしょうか。 160 ◯ 生涯学習課長(中野正和君)  お答えいたします。  現在、上位大会に出場される選手の皆さんから市長表敬訪問による出場報告を受けまして、市報等へ掲載し、発信をしております。  なお、市が発行する広報紙等への掲載は、原則として市内居住者及び市内学校に在籍する者に関する情報としております。  また、表敬訪問の際に激励をお伝えするとともに、補助金やアジフライTシャツの贈呈式として報道各社へ案内いたしまして、広く情報発信できるよう努めているところでございます。  あわせて、全国大会以上の出場につきましては、激励の意を込めまして、立て看板を作成の上、市役所ロビーに掲示をいたしております。多くの皆様の目に触れるよう取り組んでいるというところでございます。  なお、市外に居住され、御活躍をされている本市出身の方が日本代表として世界大会等へ出場される場合には、また特別な配慮が必要であると、このように考えております。 161 ◯ 2番(吉岡健次君)  市内限定と今言われましたけれども、そこをもう少し改善というか、対応していっていただきたいと思って今回質問をさせていただきました。  もう少し予算面とか言いたかったんですけれども、時間がありませんので、今日はこの辺で終わりたいと思います。ありがとうございました。    (吉岡議員 一般質問席 降壇) 162 ◯ 議長(谷口一星君)  以上をもって吉岡議員の一般質問を終結いたします。  以上で本日の日程を終了いたしましたので、本日はこれにて散会いたします。       午後3時25分 散会 ───────── ◇ ───────── この会議録の全ての著作権は松浦市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (C) MATSUURA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....